本学では、女性が生涯にわたって自分らしく生きるための力「生涯就業力」の養成に力を入れています。社会が変化し、女性のさらなる活躍が期待されているいま、社会人として必要となる基礎力を高めることはとても重要です。本学では、「生涯就業力」として、「基礎的な知識・理解・技能」「現状を把握し、たくましく解決し続ける力」「他者と共に歩み、共に生きていける力」を学生のうちに身につけることで、自分らしく生きることができる女性を育てます。
「聖書」「国際」「園芸」という3つの基礎必修の授業を通じ、生き方・学び方の基礎を身につけます。
教養科目・専門科目、スキル修得や体験学習を通じて、社会に出たときに必要とされる基本を身につけます。
自分が修得した知識や能力を、ゼミ活動や課外活動の中で確認。自らの成長・変化を実感し、自信につなげます。
幅広い視野や教養の養成と、専門性教育の2つの柱をもったカリキュラムで、「生涯就業力」の養成をめざします。
私たちの考える「生涯就業力」は、一朝一夕に身につくものではありません。本学では、少人数教育による充実した体制のもと、一人ひとりの学生に向き合ったきめ細かいサポートを行い、4年間をかけてじっくりと「生涯就業力」を養成しています。
全学共通科目や、各学部の基礎科目を履修。
基礎を固め、視野を広げながら、「自分のやりたいこと」を考えます。
1年次に学んだ基礎から、さらに興味・関心のある分野を絞り込んで学習します。その中で、3・4年次に「学科専門領域」「多文化オープンコース」のいずれに進むかを考えます。
2学部4学科の専門領域を中心に、関心のある分野を主として学ぶ専門コースです。
日本文化や日本語を、国際的な視点から探究。
その特徴や豊かさを理解し、教養を深めます。
英語圏の文化や歴史などの背景の学びとともに、グローバル化時代に必要とされる、実践的な英語コミュニケーション力を習得します。
グローバルな課題、そして欧米やアジアなど世界各地に偏在する問題に、現場感覚をもって取り組む人材を育成します。
人と人との豊かなつながりを築く「新しい園芸」をめざし、園芸学と心理学を学びます。
学科の枠を超えて、幅広い分野を横断的に学ぶ総合コースです。
どの学科に所属する学生も選択できます。
「学科専門領域」と「多文化オープンコース」に分かれて、さらなる学びを進めます。より深く、あるいはより広く、探究を続ける中で、社会を知り、仕事選びの軸を考えます。
4年次では、コースごとの学びを探究しながら、恵泉女学園大学での4年間の総括となる「卒業論文」執筆(必修)に取り組みます。卒業論文の執筆は、社会人になったときに求められる論理的思考力や課題発見力、文章力などを高めることにつながります。
本学では、学生がその能力を発揮して社会で活躍できるよう、在学中から丁寧なキャリア教育を行っています。また就職活動については、学生全員に一人ひとりの進路希望に合わせた個別指導を行い、学生に寄り添った就職支援を行っています。その結果、2020年度には就職率93.9%を実現しました。
恵泉女学園大学では、「社会で役に立つ人になる」というコンセプトのもと、学生の進路選択を支援する際の指針を定めています。
一人ひとりの学生が個性を活かした職に就けるよう、一般企業から教員、公務員まで、幅広い進路を対象とした就職支援を行っています。
1年次から「就業」について考え、行動する本学のキャリア教育を進めていることで、本学の卒業生への評価も高まっています。2020年度では、コロナ禍でもwebを活用し、相談件数は1,470件に(学生一人当たり約10件)。また、優良企業への就職実績も豊富です。
恵泉女学園大学では、その教育の基礎に「国際」を掲げています。国境を超えた人や物の交流が増える中、グローバルに活躍できる人材の育成をめざし、さまざまなプログラムを用意しています。
「THE世界大学ランキング日本版(2021)」において、本学は「国際性」の分野で全国24位、首都圏の女子大では5年連続で1位を獲得しました。
短期語学研修、協定校への長期協定留学、フィールドスタディ、タイ国際ワークキャンプへの参加など、全学年の学生が参加できる、多彩な海外プログラムを実施しています。
国際社会と深く関わることができる英語力を身につけるための、選抜プログラムです。ネイティブの教師による実践的な指導のもと、英語を使いこなす力を段階的に養います。全学科の学生が、チャレンジ可能です。
新型コロナウイルス感染症の世界的な流行のため、海外交流プログラムの多くが影響を受けています。しかし、その中においても、海外大学とのネットワークや、IT機器などを活用し、コロナ時代に対応した海外プログラムを展開しています。
また、実際に海外へ学生派遣した事例として、韓国(昨年は韓国、台湾)への長期留学も実現しました。
学びたくても経済的な理由でためらっている学生を支えるために、恵泉女学園大学ではさまざまな「経済的負担を軽減する」ための制度を設けています。
受験時から入学後まで、奨学金や授業料減免など、さまざまな負担軽減施策を用意しています。
4年間の学費等納入金につきましては、以下のとおりです。
本学では、緊急事態宣言の発令に伴い2021年4月中旬から、授業をオンラインで行ってまいりましたが、6月1日より一部の学科での対面授業を再開しました。対象となる授業は、1年次必修の「生活園芸I」、および2年次以上の実習・実技を伴う園芸科目(種や苗、花材など時季に関わる教材を扱って実習することが必要な学修)です。また、今後は社会の状況に鑑みながら、ゼミなどの少人数の授業を中心に、対面授業の拡大を検討してまいります。
新型コロナウイルス感染症の流行が本格化して以降、本学ではオンライン授業と対面授業を適宜組み合わせながら、授業を実施してきました。そのような対応の中、学生からは対面授業に対する要望が多く寄せられ、またキャンパスで対面授業を行うことで得られる実習・体験からの学びも大きいことから、以前から他大学の取り組みなどを参考に検討を重ね、今回の対応となりました
対面授業再開に際しては、感染拡大防止策を継続して徹底するとともに、学生の登校時間・人数の分散などを行い、学生の安全確保ならびにキャンパスの感染防止に取り組んでまいります。また、本学は新型コロナウイルス感染症の流行以前から「少人数教育」に力を入れていたことから、いわゆる「密」な状況を回避しながら授業を行える環境が整っており、今後も少人数教育の利点を活かしながら授業を継続してまいります。
オンライン授業風景
新型コロナウイルス感染症の流行が続く中、受験生の皆さんの健康を守るために、本学では総合型選抜・学校推薦型選抜・特別選抜入試などにおいてオンライン入試を導入しました。コロナ後の社会では、リモートワークの本格導入など、オンライン技術を駆使する能力がもとめられると予想されていて、オンライン入試はこうした将来を見据えた未来志向の選抜方法と考えます。また、オンライン受験の導入によって、遠隔地に住まわれている方にもこれまで以上に受験の機会を提供することができます。その一方で、通信環境が整っていない、もしくは不安がある受験生の方には、同一内容で並行して実施される来校型の入試を受験することができます。これらの入試では、入試区分に応じた適切な方法で、大学での学びに必要な学力を測ります。
オンライン面接における通信上のトラブルについては、受験生の皆さんの不安がないように努めます。
オンライン受験対応の入試では、オンラインでの受験か来校での受験かを選択できます。希望する受験がオンライン受験に対応しているかは入試要項等で確認してください。