恵泉スプリングフェスティバル2011を開催致しました
2011年05月28日
2011年第七回恵泉スプリング・フェスティバルは、おかげさまをもちまして無事終了しました。
朝よりあいにくの雨模様となったにも関わらず、通年と大差のない2045人のご来場を頂きました。心よりの感謝を申し上げます。
各催し物もそれぞれに盛況で、特に国境を超えた文化交流の在り方を考える『中国における1Q84』講演会は恵泉でも一、二の規模の大教室で開催されたにもかかわらず、会場に入りきれないほど聴講者がつめかけましたし、「生活園芸」や「コミュニティ・サービス・ラーニング(CSL)」、「海外フィールドスタディ(FS)」といった恵泉らしいユニークな学びの報告や、華道部の作品展示など学生活動の紹介も、多くの来場者にご興味をもってご覧いただきました。
加えて今回は東日本大震災被災地への募金活動もスプリング・フェスティバル会場で行いました。総額13万9043円(長期FSの募金活動を含む)の募金をいただき、こちらもお礼申し上げます。この募金は福島大学被災支援と、「東北支援@恵泉」が支援している亘理町、大船渡市,石巻市にお住まい被災者の方々にお送りします。
さてスプリング・フェスティバル開催時間終了後には、3月に震災のため中止となった卒業式を改めて開催し、こちらにも多くの卒業生、在校生の出席がありました。『平和新頌』を歌い、学燈ゆずりを行って創立者・河井道ゆかりのランタンの灯火は、震災によって途切れることなく卒業生から在学生へ確かに譲り渡されました。
スプリング・フェスティバルと同じくこの卒業式もまた、たとえ未曾有の震災にみまわれてもくじけることなく、恵泉教育の伝統を受け継ぎつつ新しい日本社会を作って行く、私たち教職員の決意を新たにする機会ともなりました。
スプリング・フェスティバルの無事終了とあわせご報告いたします。
2011年スプリング・フェスティバル実行委員長
人文学部日本語日本文化学科 武田徹