「タイ・カンボジア短期FS」ブログ更新しました。【2月3日】「2018年度タイ・カンボジア短期FSが始まりました(期間:2/3〜2/13)」
2019年02月09日
「国際性」で首都圏女子大1位を獲得した恵泉。フィールドスタディ(FS)は恵泉の「国際性」を代表する海外プログラムで、海外の現場での実体験を通して、机の上の知識だけでは学び取ることのできない人間的理解を得る体験学習のことです。
2月3日からタイ・カンボジア短期フィールドスタディ(FS)が実施されています。カンボジアは、30年前まで長い内戦を経験し、その後国際社会の協力を得て急速に国づくりを進めている若い国です。首都のプノンペンなどの都市部では、ここ4、5年、中国資本による建設ラッシュが進み、中国語の看板も目立ち、かつてのカンボジアの面影が急速に失われています。国際貿易港がある南部のシアヌークビルでは、カジノが乱立し、人口の半分近くが既に中国人が占めるほどです。内戦とその後の経済開発が何をもたらしたのか?カンボジア人のアイデンティティとは何か?そんな問いをこのFSではNGOや農村を訪問しながら考えて行きます。
後半のタイでは、山岳民族のカレン族の村にホームステイします。伝統文化を守りながら自然と共生した暮らしを営む彼らの暮らしに触れることで、持続可能な社会とはどうあるべきか、考えていきます。
この後、このFSに参加した学生からの現地報告を紹介していく予定です。お楽しみに。
(国際社会学科教員/高橋清貴)