本学学生・河合和香さん出演のドキュメンタリー映画『森聞き』が公開されています
2011年04月28日
本学学生の河合和香さんが出演している長編ドキュメンタリー映画『森聞き』が、5月6日(金)までポレポレ東中野でアンコール上映されています。
この映画は、NPO法人共存の森ネットワークが主催している高校生向けプログラム「森の聞き書き甲子園」に密着したドキュメンタリーです。「森の聞き書き甲子園」とは、毎年、100人の高校生を全国から募集し、それぞれが"森の名手・名人"と言われる100人の職人を取材し、その語りを聞き書きとして記録する取り組みで、今年で10回目を迎えます。映画『森聞き』は「第7回森の聞き書き甲子園」に参加した高校生4人の取材に密着したもので、名人と出会った高校生にどんな変化や成長があったのかを映し出しています。
河合さんは高校3年生の時に参加して、富山県南砺市五箇山地区にある合掌造りの茅葺き屋根職人を取材しました。河合さんは、このときの体験から大きな問いを与えられたようで、本学に入学後も週末に農山村を訪ね、人としての生き方、自然とのかかわり方などについて、深く考えをめぐらせています。
※河合和香さんからのメッセージ
映画に映し出されている当時高校生だった私たちは、名手・名人との出会いを通して、さまざまなことを感じ考え悩んでいました。そして今も、田舎の集落に通いながら、自分の生き方を考え悩んでいます。でも、悩むことを通して得られたことは大きく、とても大切なものだと感じています。この映画は、生きていく上での答えを与えるものではありませんが、一緒に悩んで考えるきっかけとなればいいなと思っています。
現在、私はNPO法人共存の森ネットワークが関わっている関東地区と北陸地区の農山村に、週末を利用して通い、農作業のお手伝いや地元の方からお話をうかがったりしています。そこでは、他の学生たちと一緒に、活動のテーマや内容を決め、主体的に運営しながら、農山村での暮らし、自然とのかかわり方などを学んでいます。
共存の森・関東では、毎月、週末に千葉県市原市で活動しています。興味・関心のある方には、詳しい説明をいたしますので、NPO法人共存の森ネットワーク(TEL:03-6450-9563、MAIL: mori@kyouzon.org)までご連絡ください。
【上映情報】
長編ドキュメンタリー『森聞き』
ポレポレ東中野(アンコール上映)
4月23日(土)~5月6日(金)11:00~(毎日1回上映のみ)