本学も加盟している公益社団法人「学術・文化・産業ネットワーク多摩」では、2年前から、加盟大学の学生を対象に「多摩未来奨学生」の募集を行っています。本学でも、昨年から2年連続で、英語コミュニケーション(EC)学科・社会園芸(PH)学科の3年生がそれぞれ第1期・第2期奨学生として採用されました。
多摩未来奨学金は「プロジェクト参加型」の大変特色のある奨学金です。「魅力的な多摩地域にするために、あなたのしたいこと、できることは何ですか」というテーマで応募小論文を提出し、面接等を経て奨学生に選ばれると、30万円の奨学金が与えられます(返還義務はありません)。奨学生は12月から1年間、「健康・福祉」「教育・文化」「環境・産業」の3つのグループに分かれて活動し、多摩地域の企業・組織へのインターンシップや見学・調査を行ったりグループでの勉強会を行ったりしながら、多摩地域をより良くするための自分たちの提言を最終的にまとめ、大学関係者や企業関係者の方々の前で発表します。
第1期生によるプロジェクト提言発表会は、第2期生への奨学金交付式とともに、昨年12月に行われました。本学の英語コミュニケーション学科3年生(当時)も「教育・文化」グループの一員として、プレゼンテーションを行いました。第1期生の提言は、現在、冊子としてまとめられています。
また先日の8月28日(金)には、第2期生によるプロジェクト中間発表会が行われました。発表会では、本学の社会園芸学科3年生が全体の司会進行をまかされました。当日になって初めて担当を知らされたということでしたが、後半には会場の笑いも誘えるほどの、余裕の司会ぶりを披露していました。所属している「教育・文化」グループからは、多摩地域の人材リソースマップについてのアイディアが披露されていました。
多摩未来奨学金の最終的な応募受付は今月末(10月30日)までです。奨学金の詳細や第1期生による提言集(冊子)については、学生課で見ることができます。関心のある方は、ぜひ問い合わせてみてはいかがでしょうか。