1970年生まれ。福島県双葉郡富岡町住民。現在、東京都に避難生活中。NPO法人「とみおか子ども未来ネットワーク」理事長。著書に『人間なき復興―原発避難と国民の「不理解」をめぐって』(山下佑介・佐藤彰彦と共著。ちくま文庫。2016年刊)、『ゴーストタウンに死者はいない』(小熊英二編著)に寄稿、「私たちに何があったのか」(『現代思想』2013年3月号)など。
本学協力の福島支援関連イベント「原発避難の今を聴く -出会いと共生 福島・東京 子どもたちの未来を考える-」のご案内
2017年02月02日
原発避難の今を聴く
-出会いと共生 福島・東京 子どもたちの未来を考える-
2011年3月11日、原発事故から六年。被災し、現在も家に帰れない人は十万人を超え、東京にも六千人強が暮らしています。二重生活の長期化で心身に変調をきたす人が増え、「避難者いじめ」も表面化してきました。自然災害多き日本では、誰もが、いつなんどき「原発避難」に陥るかもしれない状況にあり、他人事ではありません。福島から避難されている方から問題提起を受け、子どもたちの未来をともに考えます。
基調講演 「今は帰れません!」の現実
市村 高志
レポート
①避難区域の変遷と帰還政策
②原発避難者の置かれている現状
トークセッション
ゲスト ※敬称略
- 市村 高志(福島県富岡町から家族で避難中)
- 鹿目 久美(福島県大玉村から母子避難中)
原発事故後、福島県安達郡大玉村から、実家のある神奈川県相模原市に、母子で自主避難を継続中。「母ちゃんず」で保養の活動をおこなっている。心理カウンセラーの資格と知識を活かし、三色パステルアートを通して心に向き合う活動なども始めている。 - 根本 敦子 (福島県いわき市出身。たねまきネット事務局。一般社団法人OJONCO 代表理事)
コーディネーター
- 遠藤 良子(たねまきネット事務局長。Jikka 代表)
タイムスケジュール
13:30 | 開場 |
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14:00 |
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14:15 | 基調報告 「今は帰れません!」の現実 |
14:30 |
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16:20 |
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18:00 | 終了 |
福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク
2011年、福島の長期支援のため、市民活動ネットワークを活かして発足。南相馬市の高校生、有機農業者を招き、「生の声を聴く」開催。国立に避難されている方と畑を耕し交流。以後、定期的に福島を訪問、恵泉女学園大学(東京都多摩市)と連携してキッズキャンプを開催し、福島の子どもたちを受け入れている。