日本語日本文化学科武田徹教授の共著 大澤眞幸編『3・11後の思想家25』が発行されました

2012年01月11日

本学人文学部日本語日本文化学科武田徹教授の共著 大澤眞幸編『3・11後の思想家25』が発行されました。

武田徹教授は、「高木仁三郎 3・11を予言した市民科学者の両義性」を担当しています。

■共著名
大澤眞幸編『3・11後の思想家25』

■発売所
左右社

■内容
(1)3・11後に思想家を読む 夢よりも深い覚醒のために 大澤真幸
(2)ジャン=ジャック・ルソー 「市民」であるとはどういうことか? 上野大樹
(3)イマヌエル・カント 「小さきもの」の定言命法 蓮尾浩之
(4)ウラジーミル・イリイチ・レーニン 電気の誕生とカーニヴァル 今田勝規
(5)マルセル・モース 挑戦としての贈与 倉島哲
(6)九鬼周造 偶然性の哲学 小倉敏彦
(7)マルティン・ハイデガー 地球に人殺しではなく詩人として住むために 和田伸一郎
(8)ギュンター・アンデルス 「時代おくれの人間」として在ることとは 加藤裕治
(9)ハンス・ヨナス 震災以後の社会で果たすべき「責任」とは 蓮尾浩之
(10)ハンナ・アーレント 政治と生命/生活の再定義にむけて 高谷幸
(11)レイチェル・カーソン 「べつの道」の可能性 木村純
(12)ジョン・ロールズ ロールズ正義論の「救済」 西川純司
(13)ニクラス・ルーマン 「経験主義」のラディカリズム 北田暁大
(14)網野善彦 「無縁」の否定を超えて 中森弘樹
(15)バーナード・ウィリアムズ 道徳における運 吉川浩満
(16)チャールズ・テイラー 世俗社会の苦難を直視する 橋本努
(17)見田宗介 〈三代目〉の社会へ 大澤真幸
(18)高木仁三郎 3・11を予言した市民科学者の両義性 武田徹
(19)ジャン=ピエール・デュピュイ 灰をかぶったノアに人々は協力する 大澤真幸
(20)柄谷行人 『世界史の構造』----3・11後の思想的射程 高澤秀次
(21)今村仁司 贈与と負い目の哲学 山田登世子
(22)ジョルジュ・アガンベン 新たな例外状態と「剥き出しの生」 鵜飼大介
(23)ウルリッヒ・ベック リスク社会と福島原発事故後の希望 柴田悠
(24)ティム・インゴルド 「生きていること」から始める 柳澤田実
(25)汪暉 「アジア想像」の時代へ 丸川哲史
(26)レベッカ・ソルニット ユートピアの可能性 菊池哲彦

■定価
2,500円+税(ISBN978-4-903500-67-6 C0036)

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