上村英明教授が1982年に設立したNGO「市民外交センター」は、2012年で設立30周年を迎えました。「市民外交センター」は、先住民族の問題に取り組むNGOとしてユニークな活動を展開してきたと同時に、日本の開かれた市民社会の実現に向け国連人権機関との共同作業などを続けてきました。
本書は、こうした市民運動の30年間を振り返り、多文化多民族共生社会に向け、市民が政治や社会を変える成果を紹介すると同時に、日本の市民社会が根付くための課題と可能性を探ります。
また、第1章の座談会では、上村教授が本学の大橋正明教授(国際協力NGOセンター)、東京女子大学の古沢希代子教授(東ティモール全国協議会)と日本の市民運動の30年を語ります。
■書籍名
『市民の外交-先住民族と歩んだ30年』
■著者・編著
上村英明・木村真希子・塩原良和編著
■出版社
法政大学出版局
■価格
2300円+税(ISBN 978-4-588-67516-4 C0036)