『種の起原をもとめて』(毎日出版文化賞)に続きウォーレスを鏡にダーウィン進化論に迫る集大成。二人が約150通の真摯な手紙を交わした四半世紀は、歴史を振り返れば「進化論の時代」だった。
四半世紀にわたった二人の文通における進化理論の展開が、前著の続編として書かれた本書の主題である。
主要な書簡を丹念に訳出し、詳細な注をそえ、編年で14章に構成する。
各章のはじめに解説がおかれ、章のテーマがそれぞれ、「進化論の時代」のうねりのひとつひとつをあらわす。
ウォーレスを鏡にダーウィン進化論を検討する、著者のウォーレス研究の集大成。
■著書名
進化論の時代――ウォーレス=ダーウィン往復書簡
■著書
新妻昭夫
■出版社
みすず書房
■定価
6800円+税