本学大学院卒業生南貴子さんの著書『人工授精におけるドナーの匿名性廃止と家族』が発行されました

2010年07月16日

本学大学院人文学研究科修士課程修了後、お茶の水大学大学院博士課程に進学し博士号を取得した南貴子さんが、オーストラリア政府の奨励金をいただいて、博士が学位論文をもとに加筆修正した著書を発行しました。

■著書名
人工授精におけるドナーの匿名性廃止と家族
―オーストラリア・ビクトリア州の事例を中心に―

■著者名
南 貴子

■内容
序章 家族の視点から見た生殖補助医療における問題
第1章 「DIと家族」に関する先行研究の検討と研究の視角・方法
第2章 DIを巡る現状と背景-日本及び世界におけるDIの法制度化の動向を中心に―
第3章 ドナーの匿名性からの「脱皮」と家族の揺らぎ
第4章 ドナーの匿名性廃止の法制度化がもたらした課題
   -オーストラリア・ビクトリア州の事例を中心に―
第5章 オーストラリア・ビクトリア州のシングル女性、レズビアン女性の
   DI利用を巡って生じた「新たな課題」-McBain裁判とPatrick事件を巡って―
第6章 Assisted Reproductive Treatment Act 2008制定による
   オーストラリア・ビクトリア州のDI利用における「新たな取り組み」
終章 日本における生殖補助医療の法制度化に向けて

■発行所
風間書房

■定価
本体6,000円+税(ISBN978-4-7599-1799-4)

人工授精におけるドナーの匿名性廃止と家族 人工授精におけるドナーの匿名性廃止と家族

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