日本語日本文化学科の教員を紹介します 日本語日本文化学科
2009年10月30日
投稿者:稲本 万里子
日本語日本文化学科は、日本語、日本文学・文芸創作、日本文化史を学ぶ学科です。
授業ゼミ紹介を始める前に、まずは学科主任の稲本が11名の教員を紹介させていただきます。
日本語分野の4名
秋元美晴先生
国語学と日本語教育がご専門です。学生の面倒見が良く、ゼミ生にとっては、お母さんのように優しく、頼もしく、それでいてちょっぴり厳しい先生です。ゼミの卒業生のなかには、海外や国内で日本語教員になっている人がたくさんいます。
山田昌裕先生
日本語のなかでも文法がご専門です。厳しい日本語文法の授業では、挫折する学生が続出とか?でも研究室には学生用のお菓子がいっぱい。これぞ飴と鞭?スキューバダイビングがご趣味で、夏休みのアロハ姿は必見です。
川井章弘先生
日本語教育の先生です。日本語教員養成課程の副専攻の学生は、みな川井先生にお世話になります。入試委員を務めていますので、受験生にとっては、オープンキャンパスの個別相談などで、最初に顔を合わせる先生になります。
武田知子先生
日本語教育がご専門で、留学生の日本語を担当しています。恵泉の卒業生で、大学院修了後、ブラジルや韓国の学校で日本語教育のお仕事に携わっていました。学生のことが誰よりもわかる、恵泉生の頼もしい先輩です。
日本文学・文芸創作分野の4名
佐谷眞木人先生
日本の古典文学の先生です。ご専門は『平家物語』や『義経記』などの軍記物語ですが、日本文学史の授業では在原業平や光源氏の恋愛を熱く語ります。能楽部の顧問になったのを機に始めた能は、もはや玄人はだしだとか?
篠崎美生子先生
日本の近現代小説がご専門です。夏目漱石、森鴎外、芥川龍之介など、国語の教科書に載っている「名作」も、あ~ら不思議、篠崎先生の手にかかると、たっぷりの批判精神で、バッサバッサと斬られてしまいます。新しい解釈の世界が広がりますよ。
林浩平先生
日本の近現代詩がご専門です。ご自分でも詩をお書きになっています。毎年5月におこなわれている「ケータイ川柳」の審査委員長でもあります。ゼミ生は詩や小説を書くノウハウを学び、4年生は現在卒業制作に取り組んでいます。
姜信子先生(客員教授)
ノンフィクション作家、ジャーナリスト、そして映画『ナミイと唄えば』の原作者でもあり企画者。恵泉では、集中授業で文芸創作をご担当いただいています。学生たちは、自分自身と向き合う充実した1週間を過ごし、その成果を作品集にまとめています。
日本文化史のジャンルの3名
梅澤ふみ子先生
日本史の先生です。ご専門は江戸時代後半から幕末・明治維新の時代の文化や宗教で、冨士信仰を語らせたら日本一。歴史は暗記ではなく、史料に基づいて考える学問だそうですので、先生の授業を受講すれば、あなたも歴史を推理するミステリーツアーの一員に?
武田徹先生
メディア社会論、文化史がご専門ですが、実はバリバリのジャーナリスト。近代以降の思潮から、TVや新聞といったマスコミ、ケータイなどの現代の流行現象まで、熱く語ります。年齢不詳のカジュアルファッションも、個人と個人、個人と世界を仲立ちするメディアか?
そして、私、稲本万里子です。
専門は日本美術史。現在の研究テーマは『源氏物語』の絵画化の問題と、絵巻制作と権力の関係についてですが、授業では「源氏物語絵巻」から『あさきゆめみし』まで取りあげています。そのせいか、最近のゼミ生はアニヲタばかり。
以上11名が担当します。どうぞよろしく。
担当教員:稲本 万里子
専門は日本美術史。とくに平安時代から鎌倉時代に作られた絵巻を研究しています。「源氏物語絵巻」のなかでは、どのような女性像が理想的なイメージとして描かれたのか、そして、それは誰にとっての理想像だったのか、といったことを考えています。ジェンダーや権力の視点からイメージを読み解いてみませんか。