英会話をスムーズにするためのヒント 英語コミュニケーション学科

2009年10月16日
 投稿者:3年学生
 ゼミ/授業名:英語講読演習

村岡先生の英語講読演習では、人と人とが実際に話している会話を分析しながら、人間の会話の規則性について学んでいます。私は今回グループでアメリカ人の「会話の始め方と締めくくり」に関する発表をパワーポイントを使いながら英語で行いました。アメリカでは他人同士が会話を始めるとき、話しを始める理由を相手に丁寧に説明する必要があり、十分に情報をシェアし合えば、会話がスムーズに進むことが分かりました。会話を終えるときは形式的で、4つのステップを通ります。

(1)相手に同調する言葉をかける
(2)トピックを変えるような合図を出す
(3)会話を終わらせなければならない理由を提示する
(4)将来また会う約束をする。

このようなステップを通ることにより、相手との絆を深め、良い人間関係を保つことができることを学びました。また、クラスではField Study(現場調査)も行っており、教室で学んだ会話の規則が、実際のコミュニケーションにおいてどのように使われているかを調査し発表します。教科書の内容が難しいですが、私たちが普段気付かない話し方の規則性を新しく発見出来てとても楽しいです。

英語コミュニケーション学科3年生

プレゼンテーションの様子

担当教員:村岡 有香

いまや英語は国際語・国際補助語として広く世界の至るところで使われる時代になりました。そんな中、現在求められている「英語力」とは何でしょうか?私は「英語力」を養う上で大切な能力は「表現力」だと思っています。正確な文法や正しい発音で英語を話すことはもちろん大切ですが、もっと大事なことは「何」を「どのように」相手に伝えるかだと思います。「何」は自分の意見・知識・経験のことです。「どのように」に必要なのは相手の文化や言語に対する深い知識と異文化を受け入れる広い心だと思っています。みなさん、一緒に「表現力」を磨いてみませんか?

村岡 有香