卒論カウントダウン 歴史文化学科

2009年11月06日
 投稿者:高濱 俊幸
 ゼミ/授業名:卒業論文演習

今年の卒業論文締め切りは12月10日。学生の顔に漂う苦悩には、自分の力で何かを生み出すことの辛さと、先が見えない不安が交差する。仕上がってくると、自分が達成しつつあるものを実感してか、これに喜びが加わってくるというのが、毎年のパターンである。ここでゼミ生の声を生中継しておこう。

学生A「こんな大変なことになるとは・・・」

教師「何が大変?」

学生A「資料を集めては書き、また集めるの連続です。資料収集のために本屋で立ち読みまでしています!」

学生B「こんなにエネルギーが必要だなんて。本の読み方から変わりました。書いているうちに熱中して、2時間3時間がアッという間に過ぎています。ゼミ仲間からの研究報告も、楽しいし勉強になります。」

学生C「やはり自分が本当に興味を持ったテーマでないと続けられません!映画を観たり、美術館に行ったりして、アイデアを練ることもよくあります。」

教師「(ちょっと気楽に)とにかく大変だけど、頑張ってね。」

ちなみに、ここに登場する文化学科3名の学生たちの卒論テーマは、犬の怪奇伝説、陶芸作家バーナード・リーチ、ゴシック・リヴァイヴァルと様々である。

担当教員:高濱 俊幸

1日の出来事を日記につけるとき、いろいろな書き方があるように、歴史にも、いく通りもの物語り方があります。そして、様々に歴史を語ることは、モノの見方を変えてみることでもあります。上から、下から、斜めから、視点を変えて眺めてみたいと思います。人間の世界は思った以上に複雑怪奇です。

高濱 俊幸