文芸創作にチャレンジしています 日本語日本文化学科

2009年12月04日
 投稿者:林 浩平
 ゼミ/授業名:日本語課題演習II

日本語日本文化学科では、文芸創作の演習科目を開設しています。この授業では、俳句・短歌・詩、そしてファンタジーや童話など様々なジャンルの文芸作品の執筆にチャレンジするのです。これまで創作の経験がないという受講生も混じりますが、心配はご無用です。

はじめに各ジャンルの創作のポイントをしっかりレクチャーして、お手本となる作品をまずじっくりと鑑賞します。それから、自分のなかで表現したいテーマを見つけて、書き出してみましょう。この演習の授業が、出来上がった作品の発表の場となります。

自分が書いた詩などを人前で朗読するのは、最初はちょっと緊張するかもしれません。でもそれを受講生全員が行なうわけですから、どうぞリラックスしてください。発表された作品に対しては自由な感想を言い合って、自分の言葉がどのように読まれたか、確かめましょう。相互批評の場をくぐることで、表現をさらに推敲してより完成度の高いものを目指します。

そして最後には、各人の作品をまとめて一冊の冊子を作成しましょう。春学期には俳句と短歌と詩、秋学期にはファンタジーや童話、短篇小説を特集します。今年の三年生も、春学期に書いた作品を完成させて、冊子を作ったばかりです。「PRISMプリズム」という冊子のタイトルもみんなで決めました。表紙のデザインも自分たちでやりました。確かな達成感を感じたことでしょう。このまま四年生になったら、卒業論文に替わる卒業制作として、文芸創作にチャレンジしたいという受講生もいます。創作行為はなかなか苦しいものです。でも作品を命あるものに作り上げたときの喜びは何物にも換え難いのです。皆さんもチャレンジしてみませんか。

出来上がったばかりの作品集「PRISM」を手にゼミ生一同

担当教員:林 浩平

文芸創作と近現代文学を担当します。言葉の世界は、魅力的な謎がいっぱいの不思議宇宙。詩を書き、短歌を詠み、俳句を作り、ファンタジーを綴る経験を通して、こころの宇宙探検に出かけましょう。

林 浩平