東アジアの生活文化 歴史文化学科

2010年01月15日
 投稿者:董方(文化学科4年)
 ゼミ/授業名:卒業論文演習(澤井啓一ゼミ)

以下は中国人留学生の澤井先生のゼミの紹介文です。
まず、中国語の文を掲載し、続いて日本語訳を掲載してあります。

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日本語訳(自由訳)
澤井先生のゼミは、東アジア(日本、中国、韓国)の文化を生活文化という観点から考えようとするものである。それぞれの地域の生活文化(成人式、結婚式などがそれに当たる)を比較することによって、自分たちの文化に対する理解が深められるだけでなく、東アジアの人々に共通する人間と自然の関係や家族関係などを知ることができる。さらに生活文化の歴史的な発展を比較することによって、東アジア文化の基本的な考え方を理解することができる。

一方、西洋文化が東アジアに入ってくると、西洋の価値観や考え方が大きな影響を与えるようになった。特に東アジアでは、人々の生活の中に深く浸透していて、独特な風景を作りだしている。例えば、日本ではクリスマスを祝った後、すぐに正月を迎えることが定着している。現代の東アジア文化は西洋文化と東洋文化の融合と言える。

このようにゼミの内容が自分たちの生活と密着しているので、分かりやすく、また面白い。授業の進め方は、担当のグループが発表した後、全員で討論するという形式で、日本・中国・韓国の学生たちがグループを作って、熱心に調べ、熱心に質疑応答を行っている。

担当教員:澤井啓一

 東アジアという観点から日本文化を見直してみましょう。現代の日本は、欧米の文化から大きな影響を受けています。そして、欧米以外のものを日本独自と考えています。でも、日本は東アジアの一員です。中国・韓国の文化とどこが同じでどこが違うか、一緒に考えてみましょう。新しい日本が発見できますよ。

澤井啓一