2008年度卒OG 斉藤先生は、自称「絶滅危惧種」で、シーラカンスみたいな、貴重な生き残りサンプルだそうです。何がかというと、先生はケータイを持ってないんです。なので、ゼミの食事会(飲み会?)をするときの待ち合わせは、基本、遅刻厳禁・時間厳守です。
でも、就活中に、ケータイに、ものすごい量のセミナーとか、説明会とかのメールが対応できないくらい送られてきたときは、ケータイから解放されている先生が羨ましいな、とも思いました。自由人な先生は、「こんなもんに管理されちゃいかん」と言い訳してますけど、でも、本当に大丈夫なんですかね。ケータイ無くて。
齊藤 「絶対持たない」とか、こだわってるわけではありません。海外での語学研修や提携校との交流プログラムで引率をするときは、安全管理のため、職務上、ケータイを持たされます。ちゃんと持ちますよ。でも、まあ、なくても生きてる人もいるということで。
在学生A 「シーラカンス」な生態その2:斉藤先生は、レポートやE.S.のドラフトの添削は、手書きですね。他の先生だと、メールの添付ファイルでWORD文書を送って、「コメント」付きで返送されるんですが、斉藤先生は、プリントアウトしたものを提出して、手書きの添削ですよね。アナログというか、レトロな感じというか。まあ、これも味があっていいかな、ということで。
齊藤 「ICT」、あまり活用してないってことなんでしょうね。「アナログ」なわたしとしては、「話」を聞いて欲しいからなのですが。講義用の「レジメ」も、最近は、配布しない方がいいのかな、と思うようになりました(「パワポ」にしても「レジメ」にしても、聞くことができる学生は、いずれにしてもきちんと聞いているのでしょうが)。「レジメ」があることで、話を聞いてくれないから、むしろ理解の妨げになっているような・・・(他大学ですが、ある教授は、講義中、ノートを取ることを認めないそうです。集中して聞くことが大切だということですよね。そもそも、「聞く」「聴く」とは・・・)。
ちなみに、ゼミの場合は必須ですし、それ以外の科目もできるだけ、そうしていますが、学期末レポート等は「二段階締切り方式」(または三段階、もっと!)にしています。つまり、最終稿(完成稿)を提出する前に、数回、「ドラフト(草稿)」を提出し、添削して返却されてから、自分自身で、さらにリライトをかさねる、という手続を踏むことにしています(この延長線上に卒論がある!!)。この手続のメリットはわたしが目を通すことよりも、本人が、もう一度検証する機会を必ず持つことで、自分で気づくことが促されることだと思っています。
同僚B 「シーラカンス」な生態その3:まあ、あの研究室ね・・・。
齊藤 何も言わないことにします。でも、「絶滅危惧種」なエピソードはまだある・・・。あっ、これでゼミの様子ってわかりますかねえ・・・。