英語コミュニケーション学科では、8月2日から6日まで5日間にわたりサマーセミナーが開かれました。このサマーセミナーの目的は、実践的コミュニケーション能力の土台となる基礎的な文法知識を強化することです。
英語コミュニケーション学科では、1年生から4年生まで学科の授業の多くが英語で行われています。英語の文献を読んだり、研究論文を英語で書いたり、英語でディスカッションやプレゼンテーションするためには、基礎的な文法知識が不可欠です。普段の授業でももちろん文法を勉強しますが、文法の勉強が中心ではありません。そこで、夏休みを利用し、集中して文法や文型を勉強し直すことで、基礎力の強化を目指します。
サマーセミナーでは、主に中学校で学んだ文法を中心に基礎的な英文パターン64個を5日間ですべて覚えることを目指しました。
中学校3年間かけて勉強する64の項目をたった5日間で勉強し直すことは大変でしたが、毎日午前2時間、午後2時間集中して勉強することで、マスターすることができました。午前は基礎的文型パターンの解説とその文型をつかった練習問題や英作文の練習。午後は午前中に勉強した文型のオーラル・プラクティスやe-learningを利用した語彙学習などを行いました。サマーセミナーが始まる前と後に受けたテストの平均点はぐんとあがりました。
このサマーセミナーで強化した基礎的な文法知識は、秋学期の授業で大いに役立つことと思います。