第41回Helen Dalton Speech Contestが開かれました! 英語コミュニケーション学科

2010年12月14日
 投稿者:村岡 有香
 ゼミ/授業名:英コミ年間行事

41回Helen Dalton Speech Contestが11月24日(木)に学生アワーを利用して行われました。このスピーチ・コンテストは、恵泉の創始者である河井道先生の親友であったHelen Daltonさんが日本の英語教育の推進を願って、恵泉にお金を寄付してくれましたところから始まった、長く続いている伝統行事です。

今年の出場者は5人。そのうち4名は英語コミュニケーション学科所属の学生さんで、1名は人間環境学科の学生さんでした。それぞれが自分の言いたいことを『英語』という言語を通して、表現豊かに伝えました。英語の発音のきれいさだけではく、表現力を競うのがこのコンテストの特徴であり、恵泉が大事にしている英語教育の理念でもあります。

今年のスピーチは次のような内容でした。
“Someone Special”(高校時代に出会った恩師の話)
“The Cather in the Rye” (『ライ麦畑でつかまえて』を読んだ感想)
“British English-Study Programs”(イギリス留学の体験談)
“Message from Japanese Culture”(日本の伝統文化のすばらしさについて)
“Let's Think About Japanese Society”(若者への積極的な政治参加の呼びかけ)

厳しい選考を経て選ばれた5人の学生さんは、英語コミュニケーション学科教員との1対1での1ヶ月にわたる練習を通し、英語での表現力を磨きました。1位、オーディエンス賞ともに、日本の伝統文化である習字の素晴らしさを語った英語コミュニケーション学科1年生の学生が選ばれました。今後も多くの学生さんに英語での表現力をつけてもらうために、スピーチへの参加を積極的に呼びかけていく予定です。

担当教員:村岡 有香

いまや英語は国際語・国際補助語として広く世界の至るところで使われる時代になりました。そんな中、現在求められている「英語力」とは何でしょうか?私は「英語力」を養う上で大切な能力は「表現力」だと思っています。正確な文法や正しい発音で英語を話すことはもちろん大切ですが、もっと大事なことは「何」を「どのように」相手に伝えるかだと思います。「何」は自分の意見・知識・経験のことです。「どのように」に必要なのは相手の文化や言語に対する深い知識と異文化を受け入れる広い心だと思っています。みなさん、一緒に「表現力」を磨いてみませんか?

村岡 有香