ことばの難しさを実感する日々 日本語日本文化学科

2011年05月27日
 投稿者:新川めぐみ
 ゼミ/授業名:秋元ゼミ

こんにちは。
今日は日本語日本文化学科4年の秋元ゼミについて紹介したいと思います。このゼミでは「日本のことばと文化」をテーマに、現在は青木三郎著『ことばのエクササイズ』という本をテキストにして、ことばについて学んでいます。この本には様々な日本語表現について書かれていて、普段使っていることばについて改めて考えさせられます。また、この本を読むことで、ことばだけで伝えることの難しさを知ることとなるでしょう。
例えば、皆さんは右の写真をどう説明しますか?

ある学生は、次のように表現しました。
「凝った形をした壺です。下半分が円柱形で、上半分が深皿の形をしています。例えるとソフトクリームのコーンのような形です。下半分の模様は縦線を描き、上にいくと波模様に変化します。そして壺のふちの部分は、先が尖った波のような装飾がされています。また、模様は立体的で表面がボコボコしています。全体的にゴテゴテした印象です。」
どうでしょう。ことばだけで写真をイメージできますか?このような感じで毎回、四苦八苦しています。

さてゼミのメンバーですが、私たちのゼミは学生が16人と大所帯です。その中には、韓国と中国の留学生も1人ずついて、国際色豊かにやっています。また、日本語教員や国語の教員を目指す人がいたり、発表に漫画を活用して、漫画の話で授業を脱線させちゃう人がいたりと、個性的な人が集まったゼミでもあります。
それぞれが持ち味のある個性的な面々ですが、とても仲が良くいつも賑やかに楽しく勉強をしています。

以上で秋元ゼミの紹介を終わります。このゼミの魅力が少しでも皆さんに伝わっていたら幸いです。それでは。

担当教員:秋元 美晴

尻取り遊びには、「ンで終わる言葉を言ったら負け」というルールがありますね。なぜ「ンで終わる言葉を言ったら負け」なのか考えてみたことがありますか。そうです、日本語には、「ン」で始まる言葉がないからです。こんな遊びの中にも日本語の特徴が見られます。日本語についてもう一度考えてみませんか。

秋元 美晴