1年次の必修授業である「教養基礎演習I」は、いつもは複数のクラスに分かれて少人数で開かれていますが、今日は、「多摩を写そう、文化を撮ろう」というテーマで特別授業が開かれ、文化学科の履修者全員がJ202教室に集まりました。そこでは、写真家・ジャーナリストとして活躍され、本学客員教授でもある、桃井和馬先生が特別講師としてお話しくださいました。
全体の雰囲気は講義というよりトークの感じで、絶妙な話術が会場を沸かせ続けました。大きなスクリーンいっぱいに映し出された桃井先生の写真は、どれも魅力的な作品で、写真の現場にあったであろう物語の数々を彷彿とさせました。そして、写真から想像してごらんという先生の呼びかけに、学生たちもいろいろに解釈して応えていました。
また、ピースボートの船上で若者たちと共に撮影会を企画した経験をお話しくださり、実際に彼らが制作した見事な作品を、紹介してくださりました。その影響もあってか、お話が終わって、みんなで作品を作ってみないかと呼びかけられると、関心を持った多くの学生が先生のまわりを取り囲んでいました。
この後、学生たちはそれぞれカメラを片手に、グループに分かれて学内を写して回りました。「恵泉!?」という課題でレポートを作成して、1週間後にゼミで提出することになっています。どういう力作が出てくるか楽しみです。