恵泉女学園大学の国際社会学科に入学して一年あまり経ちました。
一年前の私は、大学生といってもすべてのことが不安でした。
中高一貫で育ったので、久しぶりの友達作りから私の大学生活が始まりました。
この一年間を振り返り良かったと思うことは、一年生の時に受けた「教養基礎演習」というゼミで出会った「かけがえのない友人」です。
初めてのゼミの先生は、楊先生という中国人の先生でした。
先生が中国出身ということもあり、春学期は中国のことやレポートの書き方から大学での過ごし方まで様々なことを教わりました。
学んでいくなか、私がいだいている中国のイメージが、知らないうちに、良い方向へと変わりました。
また、楊先生は、いつも私たちに"チャンスがあるならば、いろいろな人とたくさん交流をしなさい"ということもあり、私は留学生との交流会にも参加させていただきました。
恵泉には中国人・韓国人留学生が多く在籍しており、国際色豊かで、キャンパス内でいろいろな国の友人にも巡り会えました。
ゼミのなかで、時には先生や友達と意見がぶつかり合うこともありましたが、友達はきちんと自分がどう思っているのか、どう捉えているのか明確に話し、話し合うことにより友人から学ぶことも多くありました。
この「教養基礎演習」というゼミで出会った友人とは大親友になりました。嬉しいことや困ったことがあったら真っ先に一年ゼミで出会った友人に報告します。二年生になってから、学びたいこと、進む方向が個々に分かれていますが、それぞれ考えていることや学外での活動の行動力など、友人から受ける刺激が日々あります。
一年経った今でも、楊先生のゼミ室をノックすると先生もまた、満面の笑みで出迎えてくれます。恵泉の先生は生徒と先生の距離がとても近く、一人ひとり生徒のことを先生が考えてくれています。学ぶ意欲を示すと先生はまた私たちに多くのチャンスや情報をくださります。
私はかけがえのない友人や先生に出会えて、恵泉に入学して良かったと心から思います。