2年 日本語基礎演習II(山田ゼミ) 紹介 日本語日本文化学科

2011年07月22日
 投稿者:2年学生
 ゼミ/授業名:日本語基礎演習II

2年生の山田ゼミについて紹介させていただきたいと思います。
突然ですが、皆さんはのどが渇いた時「水“を”飲みたい」と言ったり「水“が”飲みたい」と言ったりしますね。“を”が“が”に変わっても意味に変化はありませんし、どちらも違和感はありません。では「グラウンド“を”走りたい」と「グラウンド“が”走りたい」ならどうでしょう。同じように“を”を“が”に変えただけなのに後者はなんだか違和感がありますね。どうして変だと感じるのでしょう。
山田昌裕先生のゼミでは、これを「を-たい」「が-たい」の交替と呼び、詳しく学んでいきます。一回の授業で2~3人が調べたことを発表し、そこであがった新しい疑問や仮説について、次の発表者が調べていきます。

普段気にせずに使っているからこそ、その文法的な法則を導き出すのは容易ではありません。しかし、山田先生の説明やゼミの仲間との話し合いを通して自分だけの答えを見つけることは、その苦労以上の収穫を与えてくれます。また、山田先生はトークも面白く、授業は毎回賑やかでとても楽しいです。
興味を持った方はぜひ山田ゼミを取ってみてください。知っているようで知らなかった、新しい発見にきっと出会えます。

担当教員:山田 昌裕

言葉はおもしろい。さてここで文法問題です。「た」「ね」「を」「ない」「だろう」「ている」「させる」「られる」「食べる」「納豆」、以上の10単語をうまくつなげてひとつの文を作ってみて下さい。10単語もあるのに答えはひとつです。言葉の問題は暗記ではありません。考えるところにおもしろさがあります。答えは授業で。

山田 昌裕