教養基礎演習1 歴史文化学科

2011年07月19日
 投稿者:田中 靖彦
 ゼミ/授業名:教養基礎演習1

このゼミは、「大学において「学ぶ」ことを学ぶ」がテーマです。高校までの勉強は、どちらかといえば、教科書や参考書の内容をそのまま暗記することが主です。そこにみなさん個人個人の考えをさしはさむ余地は、あまりありません。ですが大学での勉強では、そういった暗記型の勉強に加え、自分自身で調べ、自分独自の考えを持ち、しかもその成果を発表することが求められます。

自分が興味を持つ事柄について、自分の力で深く調べてゆき、今まで誰も発見しなかったことを、自分が発見する。楽しいことであると同時に、たいへん難しいことです。そういった学術研究の基礎を身につけることが、この授業の大きな目的です。
本ゼミでは毎回、学生のみなさん一人ひとりに、書評の発表をしていただいています。発表担当者は、いま自分がもっとも関心を持つ事象についての本を一冊読み、その内容の簡単な紹介と、本に対する自分自身の考えについて発表し、それについて、参加者全員で討論をしあいます。受講生のみなさんの関心事は、異文化交流・歴史学・司法制度・環境問題・語学など非常に多岐にわたっており、授業は、自分の考えを発表する練習の場であると同時に、互いに視野を広げあうという面でも、非常に有意義な場となっています。
長いようで短い大学時代。学生のみなさんには、ぜひ、自分の力でものを考える力を養い、これからの人生に役立てていただきたく思います。

ゼミの様子

担当教員:田中 靖彦

中国の人々は、どのように三国志の時代と英雄たちを語り継いできたのでしょうか。日本でも高い知名度を誇る三国志は、それ自身が魅力に富んだものであると同時に、中国の人々の歴史観を知るための恰好の素材でもあります。様々な切り口から、中国の歴史に触れてみませんか。

田中 靖彦