環境論実践演習II、7月22日の最後の授業は農場や近くの山を歩いて自然観察をしました。普段、私たちは近くに畑や山があっても足を踏み入れることが少なくなっています。近くで見て、触れて、感じることにより、新たな発見や驚きを体験することができます。以下はその時の二人の学生の感想です。
(人間環境学科教授 片倉芳雄)
ゼミで農場や山を歩いたのは、今回2回目でした。1回目(秋)とは違った風景で、沢山驚いた事があり、色々と収穫した山歩きでした。
それは、4年間、恵泉にいるのにブルーベリーの味も知らなかったが、恵泉の農場のブルーベリーを初めて味わい、その甘さ、酸味など微妙な味に触れることができました(少しだけ!摘まませていただきました)。
また、その日は気温が低く、風が冷たかったが、山の中に入ると土の温かさ、空気の綺麗さ、心地よさを実感できました。コンクリートの道路とは違う自然の温かさに包まれた感じがしました。
そして、山林を抜けると、山間の開けた場所に出ました。以前訪れた時は休耕地だったが、一変してそこは水田となり稲が育っていました。私は、風景がこんなにも変わることに驚き、そんな風景を見て、思わず「わぁー、綺麗!! 」と友達と、はしゃいでしまった。その水田の傍には、山百合が咲いていて、自然に咲く花の綺麗さ、夏の里山の風景に感動しました。
(国際社会学科4年 大谷真奈美)
いつもの教室を離れ、外で行う授業はとても開放感に溢れていました。
耳で鳥のさえずりや虫の声、木々や風の音を聞き、目で植物たちの青々とした緑を見て、肌で季節の風を感じる。
こういった授業は私に五感を使うことを教えてくれる。
普段は何気なく飲んでいる水も、木や土といった自然とのかかわりのなかで私たちのもとに巡ってくることなどを再確認することができました。何気ない身近なモノに目を向けることの重要性を改めて認識しました。
これからも様々なモノに興味を持ち、五感を使いながら学んでいきたいと思います。
(国際社会学科4年 小野沢貴枝)