「翻訳論I」の授業紹介
翻訳論Iのクラスでは、最初の数回で「翻訳とはなにか」や、「翻訳不可能な英語」などといった理論を学んだあと、実際に翻訳をしてみるという実習形式に移ります。
授業では作品をいくつかにパート分けし、1パートごとに二人の学生が翻訳を担当します。それぞれが家で日本語に直し、先生がそれを「たたき台」にして授業で他の学生と一緒に、英文の中に隠された落とし穴について考えていきます。私たちは、先生が訳に修正を加えたものを返却していただけるので、それを参考に読みやすくきちんと原文が表現されているかを考慮し、何度か修正をして提出します。学期の終わりには先生が、クラス全員の訳をまとめ、「リレー翻訳」という冊子を作成してくださります。
春学期には「くまのプーさん」の続編の翻訳に取り組みました。プーさんと言えば、みなさん、かわいらしいイメージを抱かれる方が多いのではないでしょうか?最近、映画も公開されていますし、ディズニーキャラクターの中でも不動の人気を誇るキャラクターです。しかし、プーさんの物語、とっても翻訳するのが難しいのです!文中には言葉遊びやプーさん自作の歌、はたまたスペルミスまで、たくさんの難関が待ち構えています!
原作に触れることで、また新たな視点で物語を楽しめるので、英語の翻訳に興味がある方はもちろん、外国の子供向けの本や物語が好きだという方は是非、翻訳論の授業に挑戦してみてください♪