日本美術史の3年ゼミでは、春は都内の美術館・博物館へ(今年度は、東京国立近代美術館の「岡本太郎展」と東京国立博物館の「写楽展」と「手塚治虫のブッダ展」を見学。詳しくは、こちら)、秋は京都と奈良の美術館・博物館でおこなわれる特別展を見学するため、ゼミ旅行をおこなっています。今年度は、11月1日から11月3日まで、2泊3日で行ってきました。
1日目
京都駅に集合して、特急で奈良へ。興福寺北円堂、国宝館、東大寺南大門、戒壇院、新しくオープンした東大寺ミュージアム、そして、1年に1回「正倉院展」が開催される奈良国立博物館を見学しました。11人のゼミ生は、それぞれ1~2箇所担当して、見学する前に見どころを発表します。奈良から京都に戻り、ホテルにチェックイン。
2日目
細見美術館で、有栖川宮家・秩父宮家に伝わる公家装束にうっとりしたあと、『源氏物語』宇治十帖の舞台となった宇治へ。まずは宇治上神社、それから宇治市源氏物語ミュージアム、宇治川を渡り、お昼を食べたら、いよいよ平等院鳳凰堂の見学です。本尊は、仏師定朝作の阿弥陀如来坐像。長押の上の小壁に掛けられていた雲中供養菩薩像52躯の半分が、付属の鳳翔館に展示され、間近に見ることができます。どれも可愛らしい像です。どの子が好きか大騒ぎ。終いには、AKB48ならぬBDI52なんてグループ名までつけていました(笑)。
3日目
最終日は、京都御所で紫宸殿や清涼殿を見学したあと、お昼を食べて七条に移動して、三十三間堂、養源院、智積院、京都国立博物館を回るというハードな1日でした。京都国立博物館の「細川家の至宝展」は、昨年度東京で開催されていた展覧会で、ちょっとガッカリ。それでも、毎年恒例のロダン像の前で、考える人になりました。京都駅にて解散、帰宅の途に就きました。さあこれから、発表した原稿をもとに、ゼミ旅行のレポートを書かなくては。