『ウケる』昔と今で意味が変わっている語 日本語日本文化学科

2013年02月15日
 投稿者:石塚 遥
 ゼミ/授業名:山田ゼミ

こんにちは!3年山田ゼミ「日本語課題演習 I 」について紹介します。

みなさん、普段使っている言葉の中で「この使い方って、もしかして変?」とか、「この言葉って普通に使っているけど、もとの意味って違うんじゃないっけ?」とか、疑問に思った言葉はありませんか?
そして、意味が気になって、いざ辞書で調べてみると......「あれ?載ってない?」なんて経験ありませんか?

...ありますよね?ね?

そうなんです!
なんと、私たちが普段使っている意味は載ってなかったり、その単語すら記載されてなかったりする言葉があるのです。

「まさかそんな...っていうか、そんな言葉あるの?」と思ったあなた!
さっそくお手持ちの辞書で、『うける』と調べてみてください。「あの先生、まじウケるんだけどー」の『ウケる』です。
『うける(受ける)』のところに「人気・好評を得る」という意味が書いてあったと思います。でも、なんか普段使っている意味とは違う気がしませんか?今、私たちは『うける』を「笑える・面白い」という意味で使っていますよね。これは辞書には載っていない意味なのです。

では、私たちはいつから『うける』を「笑える」という意味で使っているのでしょうか?なぜこの言葉は意味が変わってしまったのでしょうか?いったい『うける』の身に何があったのでしょうか?...私たちのゼミでは、この謎に迫っています。
そして、意味が気になって、いざ辞書で調べてみると......「あれ?載ってない?」なんて経験ありませんか?

難しそうだけど、面白そうでしょ?調べるのは少し大変だけど、その分やりがいがあります。行き詰ったときは、山田先生が謎解きの手掛かりを与えてくれるのでご安心を!

山田ゼミ

担当教員:山田 昌裕

言葉はおもしろい。さてここで文法問題です。「た」「ね」「を」「ない」「だろう」「ている」「させる」「られる」「食べる」「納豆」、以上の10単語をうまくつなげてひとつの文を作ってみて下さい。10単語もあるのに答えはひとつです。言葉の問題は暗記ではありません。考えるところにおもしろさがあります。答えは授業で。

山田 昌裕