社会のために自分を生かせる格好いい大人をめざして 現代社会学科

2013年05月28日
 ゼミ/授業名:松村ゼミ

松村ゼミで考えることは、環境のあり方です。しかし、地球温暖化やごみの問題など、いわゆる「環境問題」だけを扱うわけではありません。
環境とは、( )を取り囲むものを指します。自然環境だけではなく社会環境も含まれますし、近年ではメディア環境にも目を向ける必要があります。つまり、環境の意味を広く捉えて、私たちが他者と共に生きる場を考えます。

さて、何かに取り囲まれる( )の中に、さまざまな主体を入れてみましょう。たとえば、私/あなた、男性/女性、健常者/障害者、先進国/途上国、現在世代/将来世代、人間/その他生物などの環境を考えてみてください。私たち(we)にとって望ましい環境は、彼ら(they)にとっても望ましいとは限りません。たとえば、今の私たちは、男性(健常者、先進国、現在世代、人間)が優位となるような環境に生きていると思いませんか。
松村ゼミで考えることは、さまざまな主体が共に生きるにはどのような環境があればよいか、です。そのために、キャンパス周辺の里山、公園、商店街、障害者施設、動物園など、お話を伺うと力をいただける人や団体、考えさせられる現場を積極的に訪ね、「他者と共に生きる」ことを考えます。そのためには、自分の足で調べ、自分の頭で考え、新しい社会を作ろうとする意欲が必要です。そして、社会で自分を生かせる力を身につけ、自分のことだけでなく周りに気を配り、他者の立場に寄り添える優しさを持ち合わせたいものです。
社会のために自分を生かせる格好いい大人になるために、一緒に成長しましょう。

食材と製法にこだわるジャム工場を訪問。女性の起業という観点でも興味深い。

多摩ニュータウン内の空き商店街の活性化について話を伺う。

担当教員:松村 正治

さまざまな人びとや生きものが、この社会で共に生きるためにはどうすればよいのでしょうか。「他者と共に生きる」ことを考えるためには、自分の足で調べ、自分の頭で考え、新しい社会を作ろうとする意欲が必要です。社会の中で自分を生かせるスキルと、相手の立場に寄り添えるコミュニケーション力が持ち合わせた大人になるために、共に学び、気づき、成長していきましょう。

松村 正治