毎週水曜日の2時限目には文化学科の2年ゼミが開かれていますが、6月23日は特別授業となりました。通常であれば、10人以下の少人数クラスに分かれて、学生が発表する演習形式なのですが、この日はG201教室に全員が集まって、卒業生のお話を聞きました。
お話しして下さった広田麻季さんは、4年前の卒業生で、一時名古屋のアパレルメーカーに勤務されていましたが、現在は世界遺産アカデミーにお勤めの方です。いろいろと迷いながらも恵泉女学園大学の文化学科に入学したこと、その後、海外研修に参加したり、他学部他学科の授業を積極的に受講したり、教職にチャレンジしたりと、充実した大学生活を送られたことを、お話し下さいました。
また、学生時代の就職活動のこと、その後のアパレルメーカーでの勤務のこと、さらに転職して現在の職を得るまでのことなど、さまざまな体験も興味深いものでした。最後に、世界遺産のこと、世界遺産検定のことについて触れられて、これからの学生生活によい刺激を与えてくれました。約60分のお話の後には、就職のこと、教職のことなど、学生たちから活発な質問があって、冗談を交えて和やかな応答がありました。
学生たちが書いたアンケートの一部を紹介しましょう。「今回のお話を聞いて、目標をもって、どんどん行動に移していって、大学生活を充実させたいと思いました。」「一歩踏み出すことで、多くのことが得られるのだと思った。」「目に見えない中身のつまった実力をつけていきたいと思いました。」「文化学科は幅広く色々な分野を学ぶことができるのだから、授業を大切にしたいと思った。」
最後になりましたが、授業を受け持った広田さん自身の感想を聞いてみましょう。「文化学科卒業生としてお話したことで、後輩の皆さんが、恵泉での学びが今後の就職活動や社会人になってからの自分自身に大きく影響することをリアルに感じ、より充実した大学生活にしていってもらえたら嬉しいです。」