新入生フェローシップの一環として、4月27日(土)に国際社会学科は、学内の中国人留学生、IS上級生の協力を得て、餃子の会を開催しました。水餃子作りの体験を通じて、国際社会における食文化の違いを学び、異文化コミュニケーションを図るとともに、共同作業を通じて、新入生同士や新入生と教員との関係構築、さらに、学内の国際交流を促進する目的で企画されたものでした。事前の準備作業のみならず、当日の早朝からも多くの学生や教員が積極的に参加しました。参加した学生の皆さんの感想をお聞きください。
「餃子はなかなか作る機会がなくて、何もかもが初めてでしたが、中国人の留学生に教えてもらいながら、皆で協力して楽しく餃子を作ることができて嬉しかったです。自分達で作った餃子は、皮が厚くて、ちょっぴり不恰好なのもありましたが、満点の味でした。みんなとわいわい談笑して、友達も増えて、楽しい時間を過ごしました。私はこの会を通して、積極的に動けたことが自信につながりました。この自信はきっとこれからのバネになると思います。充実した大学生活の大きな一歩になりました。また皆と餃子を作ってみたいです。」(13is085 和野茜さん)
「家が遠いので1時間遅れの9時からの手伝いでしたが、にんにくの皮むきから始まり、具を混ぜ合わせ、初めて見たピータンを切り、洗い物もしました。大変でしたが良いこともありました。まず普段話さない人と話せたことです。前々から企画、準備してくださった留学生の先輩や、同学年かと思ってタメ語で話しかけてしまった中国語研究会の先輩、ピータンを一緒に切った1年の子と話すことができました。また友達、先輩、先生と作ったものをみんなでおいしく食べられたことです。おいしいものは人を幸せにします。人との距離を縮めるのに食べ物はうってつけだと思いました。全員が集まって、会が終わるまではあっという間でしたが、とても楽しく、おなかも心もいっぱいになった充実した会だったと思います。(13is087 渡部真理子さん)
「餃子大会では多くの留学生と触れ合うことができました。また、ゼミの友達と話すきっかけにもなって良かったです。食べるだけでなくみんなで一緒に作ることにより、より楽しむことができました。私はニンニクをする役割でした。一生にこんなに何個もすることがあるかと思うぐらいニンニクをすりました。手袋をしてすっていたのに、何回手を洗っても2、3日ニンニクの香りが手に残っている気がしてすごく嫌でしたが、今となるとそれも良い思い出となり、楽しかったと思い出します。またこのような機会があれば手伝いたいと思いました。」(13is093山村七海さん)
中国福建省から来た留学生で上級生の李瀛さん(11is046)は、餃子の会を通してチームワークの強みを痛感したという。李さんにとっては、粉、野菜という一から餃子を作り、しかも百人分の餃子を一気に作ることはなかなか想像できないことでした。一人子時代の中国、ゆとりの時代に生まれた自分たちに本当にできるのかと不安を抱えながら準備に取り掛かりました。たくさん優しい先生方のサポート、大勢の熱心な学生の協力を得て成功をおさめ、心から感動した思いでした。中国語には「団結就是力量(団結こそ力なり)」という言葉があります。人間は、一人だけの力では限りがあるが、お互いに協力し合えば何でもできると確信するように至りました。