教養演習「フィールドトリップ」に参加しました! 国際社会学科
2017年12月09日
投稿者:クラス一同
ゼミ/授業名:教養演習I I(FT)
りえ:「東京にいながらも大陸アジアの歴史を考えられるのよ」という先生に導かれ、12月2日、わたしたちは築地から銀座、京橋と歩いてきました。当日は快晴。今まで知らなかったメンバーとぐっと近くなって、朝からなんだかいい感じ。普段あまり行くことのない場所ということでワクワクしながら出発!
なみ:まず築地駅から明治時代に来日したスコットランド人、ヘンリー・フォールズさんの住居跡へ向かいました。紅葉盛り。この方、医者で宣教師。来日後、縄文土器から指紋に関心をもち、個人を識別できると発見。指紋はやがて人の管理につながって、世界各地の植民地支配にも関係したなんてビックリ。
はるこ&一名:フォールズさん住居跡後、築地駅方面に戻る感じで歩いた先は魚市場ではなく、築地本願寺。唐突に姿を現した威厳あるお寺に一同騒然。インド古代仏教寺院を模した外観です!1617年創建とのことで、今年で400年。奥行きある大きな空間に抱かれ、久々に合掌などし、心地よい朝でした。
みお:お昼は先生のお勧めで、銀座ナイルレストランでムルギランチを体験。わたしには初めての本場インドのカレー。香辛料がよく効いていて、舌が痛くなるっていう感じでしたが、おいしかったです。なにより香辛料に強烈に関心をもったので、ここからインドを勉強してみたいと思うようになりました。
まや:京橋にある国立近代美術館フィルムセンターの敷地は、さかのぼること明治時代に日本初期の映画館があった場所だそうです。この日の上映は1920年代のチェコ映画。
ピアノの生演奏付き「無声映画」です!スクリーン前の伴奏は、まる2時間、映画の内容にぴったり並走。こういう職業もあるのですね。
一名:残念。ゼミ企画は参加しないと悔しいな。今度は体調管理に努めます。
【最後に一同】ああ、東京って広いなー。東京にいるのに知らないことが多すぎ。
担当教員:杉山圭以子
サリーとカレーとガンジス川。神秘と悠久、お香にターバン。インドはいつもイメージ・アイコンでいっぱい。けれど歴史はいつも立体型。わたしなら「砂糖と英語とノーベル賞」と並べてみます。全部違う位相に、ぴったり一つの時代が高浮彫になりますね。先頃、EU離脱を決めた英国と200年もつながっていた時代のインドを学んできました。地球儀を廻せば、もう関係の世界史だけ。そこから「今」を俯瞰する軸をいつも考えています。