新設した「短冊形花壇」が満開です! 社会園芸学科
2021年05月10日
投稿者:社会園芸学科3年Y.T.
ゼミ/授業名:学科基礎演習Ⅰ、社会園芸実践Ⅰ,Ⅱ
園芸を介して人と人、人と自然をつなげる実体験を通して学ぶ「社会園芸実践」の授業。その体験授業の中で、花壇づくりを実践している学生からの報告です。
恵泉に通う人であれば誰もが目にするところに、新しい花壇ができたことに気がついた方はおられるでしょうか。D棟食堂前にある『三日月花壇』はご存知の方が多いかと思いますが、三日月花壇の前に2つの『短冊形花壇』が昨年の冬に新設され、この3つの花壇は今年の春からたくさんの花が咲き誇っています。
ここに植えられている花は、今の社会園芸学科3年生が、昨年9月に「学科基礎演習Ⅰ」(2年ゼミ)の授業でタネ播きしたものです。その後、約半年間かけて育っていく苗を「社会園芸実践Ⅰ,Ⅱ」の履修生が、水やり・ポット上げし、花壇デザインを考案して植え付けました。現在も協力しあって管理を継続しており、たくさんの人が関わってつくりあげている花壇です。
私はこの花壇のデザインを考えているとき、ここは大学に通う人はもちろん、大学においでになるほとんどのお客様も目にする花壇になるだろうと思いました。そこで、通る人を暖かく迎えるような、華やかな花壇を作ろうと考え、このデザインにしました。実際に花が咲いてみると、キャンパスの他の花壇の統一感のある美しいカラーハーモニーとは一味違う、非常に賑やかで明るい花壇になったのではないかと思います。
実はこの花壇に植えられているほとんどの草花は、恵泉草花検定5級で出題されます。草花の知識がなくても、どこかで見たことがあるような草花が多いのではないでしょうか。お時間がある時に、草花一つ一つを見てみてください。必修科目「生活園芸Ⅰ」の授業で5級を受験する一年生の方はぜひ、草花検定の勉強にお役立てください。
コロナ禍の影響で、大学に来ることすら難しくなったり、やりたいことができなくなったりと、もどかしさを抱える人が多くいると思います。そんな状況の中でも、大学にいらっしゃった方々がここの花を見て、ほんの少しでも心が和らぐような花壇になっていれば嬉しいです。みなさんが大学にお越しの際にきれいな花壇を見ていただけるよう、花壇管理を続けていきます。
社会園芸学科3年Y.T.
2020年9月「学科基礎演習Ⅰ」(2年ゼミ)のタネ播きの様子はこちらをご覧ください。
担当教員:菊地 牧恵
恵泉の学生は「生活園芸」の授業で、自分で食べるものを自分でつくる経験をします。農薬や化学肥料を使わない有機園芸で栽培することで、教育農場には様々な生き物が棲み、豊かな土が育まれています。生き物の多様性、共生、循環について実践を通して学ぶ、教養教育としての生活園芸。様々な学びの土台となる分野です。