2021年度1年生生田ゼミ ゼミだより(3) 英語コミュニケーション学科

2022年02月10日
 ゼミ/授業名:生田ゼミ

英字新聞における「風刺画」からみえること

以下の風刺画はゼミで扱ったThe Japan News(2021年11月22日付)からのものです。(生田担当の他の授業でも紹介しました。)

この風刺画では、18歳で成人を迎えるアメリカ・ウィスコンシン州における未成年者(ここでは17歳)の行動制限の有無を疑問視しています。「宝くじ購入は18歳以上、飲酒は21歳以上、投票権も18歳以上、という同州の法律は、銃所持に関しては2017年、これまで設けていた10歳という年齢規制を撤廃し、訓練を受けた大人が同伴していればすべての子どもが猟銃を所持できるようにしたのです。このことはアメリカ国内でもショッキングな話題となりました。
日本でも今年の4月から民法改正により成人年齢が18歳となりますが、国によってこのように同年齢でも合法な行動、違法な行動があることを、この風刺画によって改めて考えさせられます。せめて世界中が「銃のない社会」になってほしいものです。

担当教員:生田 裕二

英語教育の中でも、特にライティング指導を中心に研究しています。これまで教育現場で数多くの英文添削をしてきたなかで、学習者の英作文に見られる誤用に一定の傾向があることに興味関心を抱くようになりました。その原因や背景をより深く分析することで、自然な表現ができるような指導を模索しています。また、「ことばと社会」の関係を英語時事表現から研究しています。

生田 裕二