マツのみどり摘み 社会園芸学科
2022年05月02日
ゼミ/授業名:宮内ゼミ
4月20日(水)、3年生の宮内ゼミでは、キャンパス内に生えているマツのみどり摘みを行いました。マツの新芽のことを「みどり」と言います。みどり摘みは新芽がやわらかい春の時期に行います。枝先から数本立ち上がってくる新芽を根元から、または途中から摘み取り、自然な樹形で大きさを維持するために行います。今回の作業は、全てのゼミ生にとって初めての経験でした。以下、2名のゼミ生に感想を述べてもらいました。
斜面に生えているマツを脚立を使い手入れをするのは、一苦労でした。しかし、みどり摘み後では、葉が重なっている部分がなくなり、余白が生まれ、すっきりとした印象のマツに変わりました。手作業のため、マツヤニで手が真っ黒になりましたが、貴重な経験となりました。
(社会園芸学科3年 R.I.さん)
マツは急な斜面に生えており、雨が止んだ後の濡れた地面の中、脚立を使いながらのみどり摘みはとても大変で苦労しました。また、今回みどり摘みを行う時期が遅かったため、新芽が硬くなってしまったものが多く、鋏を使いましたが思うように剪定できませんでした。しかし、ゼミ生一同時間を掛けてみどり摘みを行った後のマツは、葉が重なっている部分がなくなり、全体的にすっきりしたマツに変わっていました。色々と苦労した部分はありましたが、とても貴重な経験となりました。
(社会園芸学科3年 R.S.さん)
担当教員:宮内 泰之
個人の庭から原生林まで、造園学は幅広い緑地空間を研究対象とする分野です。私は主に日本庭園の植栽デザイン、まちのみどり、里山の植物や生態系等をテーマにしています。庭や公園に植物を植え、維持管理していくためには、その植物の性質や本来の姿を知ることが欠かせません。また、植物は昆虫をはじめとする様々な生き物と密接な関係を持って生育しています。そのような植物のあり様を、現地調査を通して明らかにしていきます。