新入生の「多摩歩き」 社会園芸学科

2022年05月06日
 ゼミ/授業名:教養基礎演習(1年ゼミ)

スタート地点は多摩センター駅近くの
グリーンライブセンターです
ニュータウンをあちこち見ながら、
大学まで歩きます

こんにちは、社会園芸学科の樋口です。

今回は社会園芸学科の恒例行事、新入生の「多摩歩き」についてご紹介します。

社会園芸学科では園芸を中継ぎに、人と人、人と自然との関係を豊かにする工夫を考えることを大きなテーマにしていますが、そのためには地域社会のありようを知ることも重要です。そこで、新入生には地域社会を知る初めの一歩として、ゼミの時間を使って多摩ニュータウンを歩きながら、この地域の特徴や課題を考えてもらう「多摩歩き」を毎年実施しています。今年は4月21日(木)に実施し、社会園芸学科の新入生全員が、ゼミごとに分かれて多摩センター駅から恵泉女学園大学まで歩きました。

多摩ニュータウンは50年ほど前にベッドタウンとして開発され、当時としてはとても快適で住みやすい街づくりがなされましたが、さて、今はどうでしょう。学生たちにはそこに住む様々な方々、ご高齢の方、子供たち、ハンディキャップのある方、地域外から訪れた方等になったつもりで、次のようなことを考えてもらいました。「買い物に不自由はないか」「夜、一人でも安心して歩けるか」「地域の方々が集える場所はあるか」「電車やバスへのアクセスは容易か」「初めて訪れた人にとってわかりやすい目印はあるか」などです。このように多様な立場や視点で地域を観察することで、学生たちには多くの気づきがあったと思います。

そして、その気づきを大切にし、これからの4年間、有意義な学びの時を重ねていってくれることを期待しています。

担当教員:樋口 幸男

園芸では花、野菜、果樹など、様々な植物を扱いますが、私はその中でも花の栽培や品種改良について研究しています。花を育てるためには、発芽や開花のメカニズムはもちろん、土や肥料に関する知識や病害虫防除に関する知識も必要となります。さらに、これらの知識を実際に植物の栽培に応用する技術も求められます。

樋口 幸男