ライティングチューター 英語コミュニケーション学科
2022年11月07日
今年度より英語で卒論を書いたり、英語のレポートを書いたりする際の疑問や悩みの個別相談を受けるライティングチューター制度が始まりました。もちろん、英語の授業やライティングの授業でも英語での文章の書き方を学びます。しかし、いざ自分で書き始めると中々上手く書けないものです。そこで、チューター(主に英語コミュニケーション学科の教員)と一対一の時間を取り、アドバイスを受けることができます。
チューターとのセッションでは、原則課題の添削・校正ではなくライティングを行うための考え方が使えるようにサポートをすることが目的です。例えば、文献の検索の方法や関連情報の取集の仕方、構想や計画を練る方法や助言、段落の文章構成のアドバイス、参考文献の書き方等が主に上げられます。何かを教えるというスタンスではなく、学生との一対一の対話を通じて思考力を深め、書き手自身が問題点や修正箇所に気がつき直していけるように導くことを目的としております。
ライティングのワンポイントアドバイス
英検やTOEFL等の時間制限があり、資料を調べることができないタイプのライティング課題を苦手とされている方は、以下の様な事を意識してみると良いかもしれません。
例:Should high schools allow students to dye their hair?
- アウトラインから書き始める
(ア)課題を把握し、自らの主張を明確にする
トピックセンテンス(主題文)
例:高校生は髪を染めることを許されるべきだ (イ)上記の主張を補強する具体例や理由を2~3上げる
サポーティングセンテンス(支持文) 1. 学業と髪を染めることの相関についての疑問 2. 自然な髪の色の問題 3. 個人の自由の問題 - 時間があれば、読み手が主張を理解するのを助けるために、想像しやすい状況を記載し導入に使ってみる。
例:街を歩いている人や会社のオフィスを覗いてみれば、髪の色が仕事のパフォーマンスに影響を与えているなんて考えられないぐらい、髪を染めることは一般的だ。 - 本文作成に取り掛かる
(ア)導入の最後に主題文を入れる
(イ)それぞれの支持文を捕捉する例や理由を足す
(それぞれが4文以上になるようだったら、段落分けする) (ウ)支持文で述べた内容をまとめ、改めて結論を(主題文とは違う表現で)書く
担当教員:越智 健太郎
I am interested in how we learn and best teach a second language. My area of interest includes teaching methodology (how we teach), materials development (with what we teach), and using technology for learning.