野生種を集めたバラ園づくりに参加しました 社会園芸学科
2022年11月16日
投稿者:社会園芸学科1年Y.Y、I.H
ゼミ/授業名:教養基礎演習Ⅱ
学園創立80周年記念事業「花と平和のミュージアム」の一環として、同窓会と学園の協働で2012年度からつくり始めたKeisen Wild Rose Garden。2020年3月に南野キャンパスから多摩キャンパスに移設後、2年間はコロナ禍で学外ボランティアの方々の参加がかなわぬ中、少しずつ再整備してきました。2022年4月からは月に1回程度、学外のボランティアの方々にも参加していただき、除草や通路にはみ出した枝の整理などをしています。学生も、通路の縁にレンガを並べるなどの整備をしています。10月に行った学生からの報告です。
作業内容はバラの植え込みの境界線にレンガを敷くというものでした。一見簡単そうに見えますが、実際にやってみると細かい作業だということが分かりました。単にレンガを並べるのではなく、水平器という道具を使ってレンガが水平に敷けているかを確認しながら作業を進めていきます。水平ではないところがあったらハンマーでレンガを叩いたり、レンガの下に敷いた砂の量を調整して水平にします。この作業は慣れるまでに時間がかかり大変でした。しかし、上手くレンガを敷くことができた時は、嬉しかったと同時に達成感を味わうことができました。
(Y.Y)
今回の作業ではバラの植え込みの境界線に、レンガを敷きました。レンガをただ並べるだけでなく、全体で高さや側面のラインにズレがない状態を目指しました。高さを隣のレンガとそろえて全体で水平にするために、水平器を初めて使用しました。友達と試行錯誤しながらレンガを敷いたため、作業を終えた後、綺麗に敷けているレンガをみて達成感を覚えました。
このバラ園には主に野生種のバラが植えられていることを知りました。そのような特徴のあるバラ園づくりに携わることができて嬉しかったです。
(I.H)
担当教員:宮内 泰之
個人の庭から原生林まで、造園学は幅広い緑地空間を研究対象とする分野です。私は主に日本庭園の植栽デザイン、まちのみどり、里山の植物や生態系等をテーマにしています。庭や公園に植物を植え、維持管理していくためには、その植物の性質や本来の姿を知ることが欠かせません。また、植物は昆虫をはじめとする様々な生き物と密接な関係を持って生育しています。そのような植物のあり様を、現地調査を通して明らかにしていきます。