バラ園にタイムを植え付けました 社会園芸学科
2022年11月21日
投稿者:社会園芸学科2年S.M
ゼミ/授業名:宮内ゼミ、社会園芸実践Ⅰ
2012年度からつくり始めたKeisen Wild Rose Gardenは、2020年3月に南野キャンパスから多摩キャンパスに移設され、再整備を進めています。5月の大学主催のスプリングフォーラムと、10月の同窓会主催の園芸フォーラムの際には、バラ園ツアーを行いました。学生もいくつかのバラを紹介し好評でしたので、今後も行いたいと考えています。
今回は、通路の縁取りにレンガを敷き、タイムを植えた学生からの報告です。タイムの縁取りは、このバラ園を設計した卒業生でもある故野村和子先生が、当初からデザインしていたものです。南野キャンパスから掘り上げておいたものを植えました。
宮内先生のゼミと社会園芸実践の授業で、バラ園の手入れを行いました。
ゼミでは、10月18日にバラの植え込みの周囲にレンガを敷きました。3人ずつ3か所に別れ、分担して作業を進めました。横がずれていたり上手くいかないときもありましたが、みなで声をかけ合い、置く場所を鍬で平らにする人、砂を敷きレンガを置く人、水平にする人などローテーションしながら最後まで終わらせることができました。
社会園芸実践法では、花の咲いていない時期に行う10月15日のバラ園ツアーに向けて、10月5日にバラの花の写真と名前の看板を作って立てました。写真で何種類ものバラの花を見たので、どこにどのバラが植えてあるのか、これから種類を覚えていけたらいいなと思います。
また、10月26日に、前回ゼミでレンガを敷いたところへタイムを植え付けました。タイムの茎は、すごく長くて細く絡まっていて、数本ずつ適当な長さに分けるときに根が切れないかドキドキしながら慎重に行いました。また、タイムを植えつけることで、レンガだけでなくバラ園が豪華に見えました。
どちらの作業も友達と協力して行い、協力することの楽しさを知ることができました。
ぜひ、おしゃれになったバラ園を他の学生や先生方に見てもらいたいです。秋は様々な形や色の実が見られます。皆さんもバラ園へ足を運んでみませんか?
恵泉ワイルドローズガーデンは、学園創立80周年記念事業「花と平和のミュージアム」の一環として、同窓会と学園の協働で2012年度からつくり始めました。
前回のバラ園づくりの活動報告はこちら
担当教員:宮内 泰之
個人の庭から原生林まで、造園学は幅広い緑地空間を研究対象とする分野です。私は主に日本庭園の植栽デザイン、まちのみどり、里山の植物や生態系等をテーマにしています。庭や公園に植物を植え、維持管理していくためには、その植物の性質や本来の姿を知ることが欠かせません。また、植物は昆虫をはじめとする様々な生き物と密接な関係を持って生育しています。そのような植物のあり様を、現地調査を通して明らかにしていきます。
担当教員:菊地 牧恵
恵泉の学生は「生活園芸」の授業で、自分で食べるものを自分でつくる経験をします。農薬や化学肥料を使わない有機園芸で栽培することで、教育農場には様々な生き物が棲み、豊かな土が育まれています。生き物の多様性、共生、循環について実践を通して学ぶ、教養教育としての生活園芸。様々な学びの土台となる分野です。