多摩市エコ・フェスタに出展しました~コミュニティガーデンと段ボールコンポスト~ 社会園芸学科
2022年12月28日
ゼミ/授業名:澤登ゼミ、社会園芸実践
2022年12月10日(土)、11日(日)、ベルブ永山で開催された「多摩市消費生活フォーラム&エコ・フェスタ2022」に出展しました。
恵泉女学園大学は、「オーガニック・エディブル・コミュニティガーデン多摩 豊ヶ丘商店街における取組を中心に」というテーマで、豊ヶ丘コミュニティガーデンでの活動、コミュニティガーデンの循環のしくみ(コンポスト等)、恵泉の竹チップ段ボールコンポストについて紹介しました。
段ボールコンポストは、生ごみを入れると微生物の働きにより分解され、たい肥化するもので、恵泉で開発したものは、その基材に社会福祉法人共働学舎の竹チップなどを利用しています。また町田市と連携し、その普及に努めています。
エコ・フェスタ当日は学生、教職員が参加し、来場者への説明や、同じ市内で活動し出展されている皆様との相互見学、交流することができました。
参加した学生の声です。
- いつもコミュニティガーデンのファーマーズデーにご参加くださる方との交流があり、つながりに嬉しくなりました。
- 恵泉は色々なことを先駆けとして手広くやっていると多くの方にお褒めいただきました。
- 出展団体の一つ「ひと花の会」の方と種子や有機園芸についてお話ししました。園芸体験の素晴らしさや、多摩市の「ダンボちゃん」と恵泉の段ボールコンポストの違いについてお話をした後、もちとうもろこしの種子をいただきました。お互いに頑張りましょうとお声がけくださいました。
とても有意義で実りの多い時間でした!
国際社会学科4年T.M.
- 大学の竹チップ段ボールコンポストを使い始めてすぐに、今回の出展に参加できたことは良かった。皆さんからお聞きした様々なアイデアを取り入れたり、自分なりの工夫ややり方を探ったりしながら、これからもじっくり観察を続けていきたい。
- 自分が普段関わっていることが、環境にとっても私たちの暮らしにとっても良いことだと実感し、自分の学科や活動に誇りを持てるようになった。
社会園芸学科3年O.S.
前回の竹チップ段ボールコンポストに関する活動についてはこちら
担当教員:澤登 早苗
有機農業学やアグロエコロジーは、従来の農学が目指してきた生産効率性第一主義の農業生産ではなく、地球温暖化による気候変動や生物多様性の減少などの環境問題や都市化の進行に伴う貧困問題などの社会問題など、新しい課題にも、柔軟に対応可能で、かつ人々の暮らしに潤いを与えることができる、多面的な機能を持ち備えた持続可能な農業のあり方を模索するために、細分化された分野をもう一度組み合わせて横断的に、総合的に考える科学です。
担当教員:菊地 牧恵
恵泉の学生は「生活園芸」の授業で、自分で食べるものを自分でつくる経験をします。農薬や化学肥料を使わない有機園芸で栽培することで、教育農場には様々な生き物が棲み、豊かな土が育まれています。生き物の多様性、共生、循環について実践を通して学ぶ、教養教育としての生活園芸。様々な学びの土台となる分野です。