J Smile多摩八角堂朝市に出店しました~恵泉CSA~ 社会園芸学科

2023年02月13日
 ゼミ/授業名:澤登ゼミ、社会園芸実践

2023年1月28日(土)、J Smile多摩八角堂で開催された、地域の農家さんが集まる産直朝市に、恵泉CSAも出店しました。 次回2月18日、3月18日に開催される朝市にも出店します!

1月28日に出店した学生の声です。

恵泉CSAとして学外での販売は、2022年7月の「パルテノン多摩リニューアルグランドオープンイベント」に次いで二回目の経験となり、緊張しました。前回よりも全体的に地域の方々との距離が近く、コミュニケーションがとれたと感じています。非常に寒い時間帯でしたが、お野菜の販売を通して多摩地域の方々との交流ができ、心温まるひとときとなりました。
「トウガラシかわいいね」
「恵泉の学生さんなの?」
と反応くださる方や、
「西洋種のホウレンソウはどうやって食べるのがいいの?」
「スティックセニョールってなに?」
とご質問をいただく機会もありました。

社会園芸学科1年M.S.

今回は朝市ということもあり、前日に野菜を収穫しておくことにしました。畑で、寒さに耐え甘みの増していそうな野菜を数種類、確保できました。それから室内で、仕分けや、翌日までできるだけ鮮度を保てるよう洗った野菜を新聞紙で包むなど、皆で手分けして色々と準備をしました。
当日は冬らしい晴天で、始まりの9時台にいちばん来場者が多く、特に小さな子連れの親御さんや年配の方が多い印象で賑わっていました。茎ブロッコリーの‛スティックセニョール'は、お客さまからの質問も多く、一時間たたないうちに売り切れました。自分たちで育て収穫した野菜を、食べてくれる人たちに直接届けること、皆さまの反応や声を聞けたりし、喜びを感じられます。
ファーマーズデー(豊ヶ丘商店街の一角で取り組んでいるコミュニティーガーデンでの活動)で交流のある方もお見えになり、地域でのつながりを感じることができました。人が集まれる場所作り、コミュニティの存在の大切さを思いました。

社会園芸学科3年O.S.

次回2月18日(土)の朝市では、恵泉オーガニックショップのお茶やキウイフルーツジャムも販売します。
さらに恵泉が開発した竹チップ段ボールコンポストも登場します。この箱に入れると生ごみが消え、堆肥ができる不思議な箱です。
お待ちしております!

担当教員:澤登 早苗

有機農業学やアグロエコロジーは、従来の農学が目指してきた生産効率性第一主義の農業生産ではなく、地球温暖化による気候変動や生物多様性の減少などの環境問題や都市化の進行に伴う貧困問題などの社会問題など、新しい課題にも、柔軟に対応可能で、かつ人々の暮らしに潤いを与えることができる、多面的な機能を持ち備えた持続可能な農業のあり方を模索するために、細分化された分野をもう一度組み合わせて横断的に、総合的に考える科学です。

澤登 早苗

担当教員:菊地 牧恵

恵泉の学生は「生活園芸」の授業で、自分で食べるものを自分でつくる経験をします。農薬や化学肥料を使わない有機園芸で栽培することで、教育農場には様々な生き物が棲み、豊かな土が育まれています。生き物の多様性、共生、循環について実践を通して学ぶ、教養教育としての生活園芸。様々な学びの土台となる分野です。

菊地 牧恵