卒論終了 英語コミュニケーション学科

2023年02月09日
 ゼミ/授業名:有馬ゼミ

秋にゼミのメンバー全員で写真を撮った時は、協力し合い助け合って全員が完成を目指そうと、気合いが入りました。この時、皆で心を一つにして写真を撮った気持ちをキープし続け、12月には、全員、完成しました!

その後は、下級生の授業に出張して、各自の卒論の内容を紹介し、また率直なアドバイスの言葉を述べました。下の学年の学生たちは、同じことを教員が述べるよりも何倍も真剣に聞き入っていましたね。

そして、二月には口述試験。とある二人が完成した卒論を手に持っているのが写真です。二人の卒論のタイトルはそれぞれ:

  • 『熱帯雨林の彼方へ』におけるカズマサの特異性
    ~ノヴェラ内での役割の差異とマタカンとの関係性から~
  • 作家アデイーチェによるフェミニスト的思考の表明

これらは多民族アメリカ文学研究の一環です。

【ミニ知識】多民族アメリカ文学

このゼミのコンセプトは、英語を通じてアメリカに住む多様な人種、民族、移民の人々と友達になる、というものです。一口にアメリカ文学といっても、このようなアメリカの多民族状況を直に反映し、実に多様でカラフルです。写真の卒論はそれぞれ、アメリカ、ブラジル、日本の三地域を行き来した日系アメリカ人作家カレン・テイ・ヤマシタの小説を、またナイジェリア出身のスター女性作家チママンダ・ンゴズィ・アディーチェの著書を題材にしたものです。

担当教員:有馬 弥子

アメリカの大都会の活気と魅力はどこからくるのでしょうか。たとえばニューヨークには様々なバックグラウンドの全世界各地(中南米、カリブ海諸国、アジア、中近東、ヨーロッパ等々)からの人々が集まり、多種多様な文化があふれています。そこに暮らす人々の生活や心情を生きいきと映し出す英語のストーリーや映画をシェアしませんか、その人たちの友達になる一歩を踏み出してみませんか、ニューヨークの一員になってみませんか。

有馬 弥子