里地里山プロジェクト~雑木林の整備~ 社会園芸学科
2023年03月30日
投稿者:社会園芸学科2年O.R
ゼミ/授業名:社会園芸実践Ⅰ
地域の皆さまと一緒に取り組んでいる恵泉里地里山プロジェクト。田んぼに隣接する雑木林の整備も進めています。まずは低木を含む下草刈りから。参加した学生からの報告です。
3月11日に恵泉里地里山プロジェクトの雑木林整備に参加しました。私が雑木林整備の活動に参加するのは、今回で2回目です。主な整備のプロジェクト内容は、竹や木を伐採し里山を保全することです。
1回目に参加したときは、竹や木を切ることは初めてでしたし、里山の傾斜が急で登るのがたいへんで、困難に感じることもありました。しかし、今回は2回目でしたので、幹の太いアオキを切ることや竹を切り倒すことが出来るようになり、達成感を感じました。里山に入ることでナラ枯れの木を見つけることができました。樹皮が剝がれ、キノコが生えていたので、一目で分かりました。木の中が空洞に近い状態になっているため、いつ倒れるのか分からない危険な状態であることを認識できました。
このような、ナラ枯れの木が増え、竹の増殖が深刻化している状態にありながら、里山の管理をする人々が減少していることをご担当の先生のお話を伺い分かりました。また、伐採した竹をどう活用していくのかも、今後の活動を通し考えていきたいです。
社会園芸学科2年O.R.
前回の恵泉里地里山プロジェクトの活動報告はこちら
担当教員:宮内 泰之
個人の庭から原生林まで、造園学は幅広い緑地空間を研究対象とする分野です。私は主に日本庭園の植栽デザイン、まちのみどり、里山の植物や生態系等をテーマにしています。庭や公園に植物を植え、維持管理していくためには、その植物の性質や本来の姿を知ることが欠かせません。また、植物は昆虫をはじめとする様々な生き物と密接な関係を持って生育しています。そのような植物のあり様を、現地調査を通して明らかにしていきます。
担当教員:菊地 牧恵
恵泉の学生は「生活園芸」の授業で、自分で食べるものを自分でつくる経験をします。農薬や化学肥料を使わない有機園芸で栽培することで、教育農場には様々な生き物が棲み、豊かな土が育まれています。生き物の多様性、共生、循環について実践を通して学ぶ、教養教育としての生活園芸。様々な学びの土台となる分野です。