日本語日本文化学科
2011年08月08日
投稿者:逆瀬川紅萌子
ゼミ/授業名:日本文化史特別演習
こんにちは!4年武田ゼミ「日本文化特別演習Ⅲ」です。
私たちのゼミでは、3年ゼミから引き続き、メディアに関するさまざまな問題を取り上げ、学習していきました。
授業では、『メディア史研究』(ゆまに書房)をテキストとして使い、各自で関心のある論文を選び、その論文から自分なりの見解を見出し、発表しました。それぞれの選んだ論文を全員で読むので、発表はディスカッション形式で行われ、さまざまな意見が飛び交うので、刺激的で充実したゼミになっています!また、各自で関心のある事柄は違うので、メディアのあらゆる分野における問題を考え、理論的にアプローチすることができました。
また、ゼミ論文では、各自でメディアに関するテーマを決めて、書きました。この論文も一人ひとり関心のあるものを選んだので、皆違います。私のテーマは、「草食系男子と男性のジェンダー―『男らしさ』を問う―」です。ここ数年、話題の草食系男子がメディアではどのように扱われ、またそれによりどのようなイメージを持たれるか。そして、そうしたイメージによる価値観は男性の「男らしさ」というジェンダー問題に結び付くのではないか、ということについて考察しました。
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2011年07月22日
投稿者:2年学生
ゼミ/授業名:日本語基礎演習II
2年生の山田ゼミについて紹介させていただきたいと思います。
突然ですが、皆さんはのどが渇いた時「水“を”飲みたい」と言ったり「水“が”飲みたい」と言ったりしますね。“を”が“が”に変わっても意味に変化はありませんし、どちらも違和感はありません。では「グラウンド“を”走りたい」と「グラウンド“が”走りたい」ならどうでしょう。同じように“を”を“が”に変えただけなのに後者はなんだか違和感がありますね。どうして変だと感じるのでしょう。
山田昌裕先生のゼミでは、これを「を-たい」「が-たい」の交替と呼び、詳しく学んでいきます。一回の授業で2~3人が調べたことを発表し、そこであがった新しい疑問や仮説について、次の発表者が調べていきます。
2年 日本語基礎演習II(山田ゼミ) 紹介の続きを読む
2011年07月01日
投稿者:篠崎 美生子
ゼミ/授業名:日本語基礎演習III(文学)
この授業では、大学2年生の学生達と一緒に、夏目漱石「坊っちゃん」を熟読しています。「坊っちゃん」なんて中学生で読んでしまったよ、という読書家の方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、なかなかこれ、奥が深いのです。一般にこの小説は、東京から田舎の学校に教師として赴任した若い青年教師が、大暴れに暴れ、悪者をやっつけて帰ってくる痛快な物語だと思われているのですが、よく読むと、そうとばかりは言えません。
学生達は、それぞれ1章ずつを担当します。担当箇所をなめるようにくり返し読み、疑問に思うところを考え、資料を調べ、口頭発表する――そしてみんなで議論する。こうしていつしか3ヶ月、みんなすっかり「坊っちゃん」に詳しくなりました。
以下は学生たちの紹介コメントです。
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図書館で資料検索!(撮影篠崎)
2011年06月24日
投稿者:梅澤 ふみ子
ゼミ/授業名:日本文化史演習Ⅰ(歴史)
歴史の研究は、時を旅することです。時の流れをさかのぼったり、過去から現在に向かって流れを下ったりしながら、政治や社会の変化、技術の発達、人々の暮らしや考え方の変化を調べます。過去への旅の手掛かりとなるのは、手紙や日記や公文書や裁判記録、道具や衣服、建物の跡など、人々が生きたすべての痕跡です。
日本史の3年ゼミの春学期には、幕末維新の時代の人々が書いた手紙や記録を取り上げ、「候文(そうろうぶん)」という近世日本で使われた文体の史料を読んで意味がわかるようになることを目指しています。今は1853年にペリー艦隊が浦賀に来た時、最初にアメリカの軍艦に乗り込んで交渉した浦賀奉行所の役人とアメリカ海軍の将校との対話の記録を読んでいます。同時に、幕末維新期の事件や人物など、各自が関心を持っているテーマについて調査し発表しています。秋学期には日本史の分野で自由研究をします。
では、参加者にどんなゼミか紹介してもらいましょう。
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幕末の錦絵から何がわかるか、話し合い中
2011年06月18日
投稿者:廣江佳代子
ゼミ/授業名:文芸創作ゼミ
私たち林ゼミは、一冊の冊子を作ることを目標として、短歌や俳句、詩の創作を日々行っています。豊かな感性と広い視野を養うため、文芸に関わる様々な場を進んで体験するのがこのゼミの特色です。
今年の5月21日には、世田谷パブリックシアターで開催された詩の朗読会「いのちを詠う―日本の現代詩から―」に私たち学生も足を運びました。また同じ月の28日の本学のスプリングフェスティバルでは、ケータイ川柳の公開審査のお手伝いもさせて頂きました。
詩の朗読会と「ケータイ川柳」お手伝いの続きを読む
「いのちを詠う―日本の現代詩から―」にて