2012年02月16日
イギリスの庭園の歴史を見ると、イギリスで生まれたひとつの様式の庭園が国内で次々と作られ、その様式の庭園が国外にも作られていくという、イギリス庭園史上のハイライトとでも言うべき時期が2度ある。そのひとつは18世紀のイギリス風景式庭園で、もうひとつは20世紀のボーダー花壇を備えた花の美しい庭園である。風景式庭園はイギリス国内ではローシャムパーク、ストウ、ストアヘッドなどがあり、日本では新宿御苑の中にイギリス風景庭園とよばれる日本で唯一の庭園が設けられている。一方、ボーダー花壇を備えた花の美しい庭は現在のイギリスの各地にあり、夏に多くの人が日本から訪れるのは主にこれらの庭園である。いくつかの名を上げると、ヒドコート・マナー、シシングハースト・キャッスル、ウィズレーガーデン、ナイマンなどよく名の知られた庭園が含まれている。日本でも恵泉蓼科ガーデン、バラクラ・イングリッシュガーデン、アンディー・ウィリアムガーデン、紫竹ガーデンなどの名が上げられる。このコーナーでは、これから何回かに渡ってこれらの花の美しい庭園を取り上げて紹介する。今回はこの様式の庭園のさきがけとなったヒドコート・マナーガーデンを紹介する。
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ヒドコート・マナーガーデン(Hidcote Manor Garden)その1