花とみどりの見どころ

日本の秋(2014.11.9)

2014年11月09日

今、ムラサキシキブの実がきれいに色付いています。
鉢植えで売られているものの中は、粒が集まってきれいに丸くなっていて枝が枝垂れているものがありますが、これはムラサキシキブの仲間のコムラサキのようです。ムラサキシキブはもう少し野趣があって自然な感じがいいです。
今年はたくさんなりました。冬になったらメジロの群れが食べにやって来ます。楽しみです。

散策路では、ノコンギクが咲いています。淡い紫色の花はいかにものどかで、田んぼや野原を思い出させます。道を挟んで、もう少し濃い紫色のものも咲いています。

イソギクも見頃です。表の宿根サルビアの花壇にも入っていますよ。和風のイメージですが意外と合うんですね。
イソギクと同じキク科のマーガレットやジニア(百日草)は、真ん中の黄色い花(筒状花)の周りに赤や白などの花びら(舌状花)がついていますが、イソギクは真ん中の黄色い部分しかないのです。おもしろいですね。(舌状花のあるハナイソギクという近縁種もあります。)

最後は番外編。青汁でお馴染みの緑黄色野菜「ケール」です。
くしゅくしゅしたシルバーの葉は、組み合わせる植物によって、洋風にも和風にも畑風(?)にも見える名脇役です。
和名はリョクヨウカンラン(緑葉甘藍)や、ハゴロモカンラン(羽衣甘藍)といい、キャベツやハボタンの原種のヤセイカンラン(野生甘藍=Brassica oleracea L.)に近い植物です。カリフラワーやブロッコリ、コールラビなどもこの仲間です。

散策路ではゴンズイツワブキキチジョウソウも見頃です。


 ★★右の写真をクリックすると、大きな画像をご覧頂けます★★

ムラサキシキブ(紫式部)

ノコンギク(野紺菊)

イソギク(磯菊)

青汁でおなじみのケール

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