2016年08月11日
一番上の写真、今事務室脇の畑になっているのですが、一体何の実でしょう。
誰もが一度は食べたことがある実です。
正解は「ゴマ」。3cmほどのさやの中に種子、いわゆるゴマがたくさん並んでいるのです。
ゴマ(胡麻/ゴマ科ゴマ属)はインド原産。
「世界最古の栽培植物」ともいわれ、日本でも奈良時代には栽培されていたそうです。実は約50%の油脂を含み、オレイン酸、リノール酸を主成分として栄養価も高い食品です。
熟すとさやが割れて中が見えるそうで、今から楽しみです。
その下がゴマの花。ホウセンカに似た咲き方をしています。暑い夏にホッとするような淡いピンク色の花です。
3番目は「マルバダケブキ(丸葉岳蕗/キク科メタカラコウ属)」。
晩秋に咲くツワブキに似ています。本州~四国、中国大陸の山地に自生します。
最近は、写真のように葉脈や茎が紫色の品種が出回っています。
一番下は「ナタマメ(鉈豆/マメ科ナタマメ属)」。
果実(豆)の形からこの名があります。大きく育つと50cmほどにもなり、まさにナタのようです。長さ10cmほどの若いサヤを薄切りにしたものが、福神漬けに利用されます。
日本に自生するナタマメ属の仲間に、ハマナタマメやタカナタマメなどがあります。
その他、園内ではフヨウ(真ん中の写真)、鹿の子ユリ、ユウガギク(柚香菊)、チョウマメ(蝶豆)などが見ごろです。
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今、見頃の植物 (2016.8.11)