花とみどりの見どころ(2018年4月)

2018年04月21日

散策路の見頃の花をご紹介します。

同じ花でも、年によって多く咲く年とそうでない年があり、今年はコバノタツナミとホウチャクソウ(宝鐸草)がよく咲いています。

コバノタツナミ(小葉の立浪/シソ科)は、タツナミソウの変種で、葉にやわらかい毛が生えているので「ビロードタツナミ」の別名があります。散策路には、淡い紫色の他、白花もあります。

サクラソウ(桜草/サクラソウ科)は、たおやかな花姿が好まれ、江戸時代に多くの品種が造られました。(詳しい説明は4月18日の記事もご覧ください。

アマドコロ(甘野老/キジカクシ科)は、「斑入りナルコユリ」や「ナルコラン」などの名前でも出回っています。アマドコロは茎に角(稜)があり、ナルコユリには角がなくつるっとしています。斑入りの品種は、フラワーアレンジなどでよく利用されています。

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サクラソウ(桜草)とコバノタツナミ(小葉の立浪)

2018年04月08日

3月後半から日中20℃を超える日が続き、若葉の色を楽しむ間もなく緑が濃くなってきました。
散策路では、野草や木の花が次々と咲き始めています。

タチツボスミレ(スミレ科スミレ属)
環境への適応力があり、道端などでも見られるもっとも身近なスミレです。中国や台湾、済州島でも見られるそうです。エゾノタチツボスミレ、テリハタチツボスミレなど様々な種が日本全国に分布しています。淡紫色の優しい風情で、林の中にこの花を見つけると嬉しくなります。

サクラソウ(サクラソウ科サクラソウ属)
サクラソウ属(プリムラ属)の仲間は、北半球に多く分布しており、園芸品種も数多くあります。サクラソウは東アジアに自生する種で、江戸から大正の頃には、荒川の原野に群生地があったそうです。古典植物として多くの園芸品種が作られ、楽しまれています。

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優しい色合いのタチツボスミレ

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