花とみどりの見どころ

2017年06月10日

関東も梅雨入りしましたね。アジサイの美しい季節です。

水琴窟横の竹垣脇で咲いているのは、真ん中の両性花が青色のヤマアジサイです。
一般的なアジサイよりも小振りで楚々とした風情です。
ヤマアジサイは福島以西から四国・九州、中国南部や台湾に自生します。

散策路にある白花の品種は、真ん中の両性花がほとんどなく、周りの装飾花が重弁になっています。シチダンカ(七段花)と呼ばれるヤマアジサイの栽培種と思われます。

アジサイが見頃(2017.6.10)の続きを読む

竹垣のヤマアジサイ

2017年05月14日

今年もバラの咲く季節になりました。
五月晴れの空の下で咲く姿も美しいですが、雨のしずくをたたえた花もいいですね。

マチルダ(Matilda)
白に淡い桃色の入る可憐なバラです。今は花びらの先に濃い紅色が入って、美しいグラデーションを見せています。咲き進むと白がかって、また印象が変わります(クリックしてご覧下さい)。

◆バフ・ビューティー(Buff Beauty)
1939年にイギリスで作出された品種。「バフ(Buff)」とは、「水牛・牛のもみ革、またその淡黄色。」という意味で、微妙なアプリコットイエローの花色とムスク香が魅力です。今年の花色はややクリーム色がかっているようです。

バラが咲き始めました(2017.5.14)の続きを読む

"マチルダ"

2017年05月13日

予報通りの大雨です。庭では草花がいきいき、のびのびとしています。
今日は、そんな雨に映える紫〜赤紫色の花を紹介します。


◆クレマチス "花炎(かえん)"(キンポウゲ科センニンソウ属)
ガーデンの水道脇に、行灯仕立ての鉢植えがあります。パッと開いた花火のようで目を引きます。花色も独特で、咲き進むに連れて緑がかった渋い色に変化していきます。

◆シラン/紫蘭(ラン科シラン属)
今年は花つきが良いようです。数年前に周囲の高木を剪定し、日当たりがよくなったからでしょうか。白花に紅色の縁の「クチベニシラン」も咲いています。

雨に映える紫の花(2017.5.13)の続きを読む

クレマチス "花炎"

2017年04月16日

3月初めの小さなオカメザクラに始まり、中央公園のコヒガン(エドヒガン系)、水琴窟のオオシマザクラと続き、4月の2週目にはソメイヨシノが満開を迎えました。

先週末には雨の中、しっとりとちらちらと舞う花吹雪がきれいでした。

桜の季節も一段落(2017.4.16)の続きを読む

オオシマザクラの下は、花びらのじゅうたん(2017.4/9撮影)

2017年04月15日

散策路で、サクラソウ(サクラソウ科サクラ属)が咲き始めました。

サクラソウ属は、ラテン語の学名は「プリムラ属」といい、北半球に非常に多くの種が分布しています。日本原産のものは「日本桜草」と呼ばれ、江戸時代に古典園芸植物として多くの種が作られました。

春花壇でおなじみのプリムラ・ジュリアンやポリアンサ、小花がたくさん集まって咲くプリムラ・マラコイデスなどもこの仲間です。素朴な風情のプリムラ・ブルガリスは、今、庭のカツラの下で咲いています。
(こちらをクリックすると、昔、唐木田周辺で咲いていたというサクラソウの写真が見られます。)

春の花彩々(2017.4.15)の続きを読む

散策路のサクラソウ

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