花とみどりの見どころ

おかめ桜とローズマリー(2016.3.6)

2016年03月06日

三月三日、桃の節句に桃が咲いたとお伝えしましたが、桜も咲いています。

カンヒザクラとマメザクラの交配種でオカメザクラという可愛らしい桜です(Prunus campanulata × Prunus incisa)。
練馬区の花とみどりの相談所からやってきた桜です。「おかめ」なんて名前ですが、イングラムというサクラ研究家が育成したイギリス生まれの品種だそうです。

その他に、上から2つ目の写真のような品種もあったのですが、「花のつき方が、おかめ桜らしくない。はっきりした品種がわからない」ということで、今は表に出していませんので、写真だけお目にかけます。

庭のローズマリーも咲いています。
Rosmarinus officinalis という学名は、ラテン語で「海の雫(しずく)」という意味で、朝日を浴びたブルーの花を見ると、ぴったりの名前だなと思います。

こちらにあるのは木立性の品種で、枝がまっす上に伸びます。
ほふく性や半ほふく性の品種もあり、壁を這わせたり、鉢植えにすると縁からあふれるように咲いて、また違った印象です。花色も、紫、青から淡いピンクなどもあります。

葉は独特の松のような香りで、肉や魚、ジャガイモなどに合います。若い枝先を、焦がさないように素揚げにしても美味しいですよ。香りが強いので、味見しながら少しずつ足してみてください。

耐寒性はありますが高温多湿に弱いので、梅雨から夏には蒸れないように、込み入った枝を剪定した方がいいでしょう。


★★右の写真をクリックすると、大きな画像をご覧頂けます★★

おかめ桜。温室入口外、右手に鉢植えがあります

品種がよくわからない “おかめちゃんもどき”

「海のしずく」という学名がぴったり。きれいなブルーですね

ローズマリー。桃花の品種

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