2018年04月08日
3月後半から日中20℃を超える日が続き、若葉の色を楽しむ間もなく緑が濃くなってきました。
散策路では、野草や木の花が次々と咲き始めています。
◎タチツボスミレ(スミレ科スミレ属)
環境への適応力があり、道端などでも見られるもっとも身近なスミレです。中国や台湾、済州島でも見られるそうです。エゾノタチツボスミレ、テリハタチツボスミレなど様々な種が日本全国に分布しています。淡紫色の優しい風情で、林の中にこの花を見つけると嬉しくなります。
◎サクラソウ(サクラソウ科サクラソウ属)
サクラソウ属(プリムラ属)の仲間は、北半球に多く分布しており、園芸品種も数多くあります。サクラソウは東アジアに自生する種で、江戸から大正の頃には、荒川の原野に群生地があったそうです。古典植物として多くの園芸品種が作られ、楽しまれています。
ヤマブキ(バラ科ヤマブキ属)
古くは「山振」という字があてられていたそうで、細くしなやかな枝が風にゆれる様から名づけられたそうです。
鮮やかな山吹色の花が、遠くからも目を引きます。今年は特に花つきがよく、ガーデン入口の株は見事です。散策路には、八重のヤマブキやシロヤマブキもあります。
シャクナゲ(ツツジ科ツツジ属)
例年4月後半から5月にかけて咲くのですが、今年はずいぶん早く目を覚ましたようです。ピンク色の濃淡のある花が、フリルスカートのようで可愛らしいです。
ツツジ属の仲間は、北半球を中心に800種もの種が分布しています。ツツジ、サツキ、シャクナゲは、全てツツジ科ツツジ属の仲間です。
この他、散策路ではイカリソウ、キランソウ、シャガやキジムシロ、ミツバツチグリ、オオチョウジガマズミなどが咲いて賑やかです。
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見頃の花(2018.4.8)